車を売却する場合は、いくつかの手続きが必要ですが、車買取業者が行ってくれる場合が多いと思います。
その際、手数料のようなものが掛からないのか気になっている人はいるのはないでしょうか?
実は、多くの場合は、原則無料です。
本記事では、車買取の手数料が発生する項目と大体どれぐらいなのかについて徹底解説します。
車買取の手数料が発生する項目とチェックポイント
まず最初に車買取の際に手数料が発生する項目について説明します。
基本的には下記項目があります。
車買取で手数料がかかるもの
- 車売却費用:無料~1万円程度 ※買取業者により異なるがほとんどが無料
- 車査定費用:無料~1万円程度 ※買取業者により異なるがほとんどが無料
- 車の譲渡手続きの代行料(名義変更の代行料、印紙代)
- 移転登録手数料:500円程度
- 移転登録時の印紙代:500円程度
- 印鑑証明書(普通自動車の場合):200~400円程度 ※自治体により異なる
- 住民票(車検証と印鑑証明の住所が異なる場合):350円程度 ※自治体により異なる
- 車の運送料(自宅から買取店までの移動料)
- ローン残債 ※ローンが残っている場合は残債分を支払う
- 自動車税 ※売却が3~4月頃の場合は注意
- 所得税 ※法人で所有しており、利益が発生した場合
ただし、正直なところこれらの手数料を意識する必要はありません。
理由は、ほとんどは査定の時点で買い取り金額に含まれていたり、買取業者から説明があるから。
こうした手数料は別途請求されるというよりは、買い取り金額から差し引いたものがすでに査定の段階で提示されるようになっています。
多くの買取業者の相場としては、これらの手数料は多くても1~2万円程度。
もちろん、売ることが前提になっているため、譲渡手続きの代行や運送のみお願いするというのは不可能です。
また、最近では査定書の中にこれらの費用は項目として出てこないことがほとんどです。
売却費用や査定費用は基本的に無料
基本的には査定や売却費用は「無料」です。
[大手買取店の手数料]
自宅に来てもらう出張査定も原則無料。
ただし、お金にならないようなボロ車だと、業者によっては出張査定してくれない場合も多々あります。
ビッグモーターはクルマの出張査定してくれないから、結局いつものカーチスで出張査定してもらうことにしたw 人気車種じゃないそうだしボロいから、値段付いたら御の字だろな・・・ 査定で値段付いたらすぐ売らないとだろな。
— akb (@21zon) October 21, 2019
アップルはネットで出張査定依頼したら、電話よこすけど「持ってこないと査定できない」と必ず言う。
— アドV乗る淫夢くん (@2332300zx23) June 20, 2017
電話で車の状態を伝える
— パンダ店長@中古車売買バイブルのなかの人 (@PandaUsedcar) October 25, 2019
・ビッグモーター ⇒ 値段が付かず出張査定は難しい、店舗に持ち込みで引き取りは可能
・ネクステージ ⇒ 値段が付かず出張査定は難しい
・アップル ⇒ 値段が安いから出張査定はできない、持ち込みしてくれるなら数千円付けられる
ビックモーター
— 北関東の一浪 (@feel_the_beat23) April 23, 2016
→25万なら引き取る
それ以上なら買い取りは無理
出張査定は拒否された。
どうしてもと言うなら来店してくれと。
やっぱりビックモーターは糞。以前乗ってた車を査定に出したけど、担当者の態度が上から目線でいい印象がない。潰れてしまえあんなところ
タイムラインでビッ◯モーターさんでひどい対応をされた方をお見かけしたのですが僕の体験談をひとつ。
— 現役店長(シタラ自動車) (@genekitencho) March 22, 2020
お客様からご相談を受けた実話ですが...
出張査定を依頼したら忙しいからこっちまで来てくれと言われて店舗へ行き、アンケートだからとお名前やご住所を記入したそうです。
続く
13時頃に出張査定の電話を15:30で予約する→16時過ぎになっても電話が来ない→センターに問い合わせると店舗との連絡ミスで手配できておらず→16時過ぎに一宮から向かいますと連絡→道が事故ってて今日は行けません。あと年式も古いので値がつかないんすよと面倒くさそうにいって電話を切る。→つづく
— ぐれ (@Roselia_987) August 6, 2019
また、ごく稀に小さな買取会社でお金が掛かる場合があります。
但し、無料だからといって安易に申し込むのは控えた方がいいでしょう。
買取業者もあなたの車を買い取って商売が成り立ちます。
一度、査定をしたものに関しては、割と強引にでも買い取ろうと営業を掛けてきます。
断りが得意な方であれば問題ありませんが、苦手な方は控えましょう。
自動車税や所得税が掛かることもある
自動車税は毎年5月に、翌年の3月までの分を先払いします。
納付する義務のある人は、4月1日時点のオーナーとなっており、納付額は以下の一覧表の額となっています。
車の区分 | 総排気量 | 新規等登録から 13年未満 |
新規登録から 13年超え(※) |
---|---|---|---|
軽自動車 | 660cc | 10,800円 | 12,900円 |
普通自動車 (ガソリン車・LPガス車) |
1,000cc以下 | 29,500円 | 約33,900円 |
1,000~1,500cc以下 | 34,500円 | 約39,600円 | |
1,500~2,000cc以下 | 39,500円 | 約45,400円 | |
2,000~2,500cc以下 | 45,000円 | 約51,700円 | |
2,500~3,500cc以下 | 51,000円 | 約58,600円 | |
3,000~3,500cc以下 | 58,000円 | 約66,700円 | |
3,500~4,000cc以下 | 66,500円 | 約76,400円 | |
4,000~4,500cc以下 | 76,500円 | 約87,900円 | |
4,500~6,000cc以下 | 88,000円 | 約101,200円 | |
6,000cc以上 | 111,000円 | 約127,600円 |
※新規登録から13年を超え車の税額は13年未満の税額に15%プラスした概算
普通車に乗っている限り、毎年5月に最低でも3万円近くの税金を納める必要があります。
自動車税は基本的に前払いのため、還付してくれる買取業者もあります。
また、車の売却で仮に譲渡所得が出た場合、所得税が課せられる可能性があります。
ただし、車の使用用途が業務やレジャーに使用した車に限ります。
業務やレジャーは「日常生活に必要がないもの」とみなされ所得税がかかるのです。
対して、通勤や買い物など、「日常生活で必要なモノ」とみなされるのであれば、所得税は掛かりません。
車売却時の税金については下記で詳しく解説しています。
\愛車の最高額をチェック/
車は買取業者が競い合うことでどんどん査定額が上がります。
車一括査定を使うと、あなたの売却予定の車に得意な買取業者が複数社見つかります。
買取業者同士が競い合うため、特に交渉せずとも最高額がチェックできます。
※必ずしも売る必要はありません。相場をチェックするだけOKです。
まとめ
車買取で手数料がかかるもの
- 車売却費用:無料~1万円程度 ※買取業者により異なるがほとんどが無料
- 車査定費用:無料~1万円程度 ※買取業者により異なるがほとんどが無料
- 車の譲渡手続きの代行料(名義変更の代行料、印紙代)
- 移転登録手数料:500円程度
- 移転登録時の印紙代:500円程度
- 印鑑証明書(普通自動車の場合):200~400円程度 ※自治体により異なる
- 住民票(車検証と印鑑証明の住所が異なる場合):350円程度 ※自治体により異なる
- 車の運送料(自宅から買取店までの移動料)
- ローン残債 ※ローンが残っている場合は残債分を支払う
- 自動車税 ※売却が3~4月頃の場合は注意
- 所得税 ※法人で所有しており、利益が発生した場合