車の売買契約をして終了ではありません。
きっちりと「入金」されているのを確認しなければなりません。
そして、いざ約束の入金日になり確認してみると
「あれ?期日なのに入金されてない!!」
ということが、なくもないのが現状。
2000年代前半までは、入金トラブルも多くはありましたが、だいぶ業界も健全化されてきており、ほぼ入金トラブルはありません。
Twitterなどで探してもほぼ見当たりませんが、あるにはあります。
ヤバい。詐欺にあったかも。車売却代金が支払われない。。必要書類と代金引き換えにしようか思ったけど旦那の家が古くから付き合いある業者だから信用して全部渡してしまった。。担当者にドロンされたらアウトだ。。
— 岬ゆゆ (@dokuirimilky) March 21, 2016
Gのつくところに車を売却したが未だに入金されていない件。入金予定日は2日前。突っ込んだほうがいいのかねw
— こた (@akgamat) April 23, 2015
国民生活センターのトラブル事例を見たところ、1件ありました。
【事例8】倒産により売却代金が支払われない
インターネットの一括見積もりで知った買い取り業者に 300 万円で売却する契約をして車を引き渡した。入金の約束日の次の日になっても振り込まれないため、電話をしたら通じず、店舗に行ってみたら、「倒産」の張り紙があった。どうしたらよいか。(2011 年 11 月受付 30 歳代 男性 自営・自由業 千葉県)
そこで今回の記事では、車売却後に振り込まれない時にどう対処すればいいのかについて解説していきます。
車売却したのに振り込まれないよくある理由と対処法
まず車を売却した時に振り込まれない一番多い理由が買取業者の「手続きミス」です。
どうしても人間がやることなので、ミスはあります。
しかも、繁忙期などになると、1人の営業マンが10台以上買い取る日もあります。
多くの場合は、買取業者側の手続きミスがほとんどなので、まず買取業者に入金されてない旨を伝えましょう。
確認しても振り込まれない場合は詐欺の可能性あり
振込の催促をしてもずっと振り込まれない場合は、意図的に入金していない可能性があります。
その場合は、まず一般財団法人 日本自動車購入協会(JPUC)の車売却消費者相談室へ問い合わせましょう。
入金されない時の相談窓口
- 一般財団法人 日本自動車購入協会(JPUC)の車売却消費者相談室:0120-93-4595(※平日9時~17時)
JPUCは、中古車業界の健全化を目指して立ち上がった団体です。
多くの車買取業者が参加しています。
車売却のトラブルは、まずJPUCに集まるようになっています。
入金がされない以外のトラブル相談も受け付けていますので、車売却で困ったらJPUCに問い合わせしましょう。
買取業者が潰れた場合はどうする
国民生活センターにあった事例がコチラに当たります。
【事例8】倒産により売却代金が支払われない
インターネットの一括見積もりで知った買い取り業者に 300 万円で売却する契約をして車を引き渡した。入金の約束日の次の日になっても振り込まれないため、電話をしたら通じず、店舗に行ってみたら、「倒産」の張り紙があった。どうしたらよいか。(2011 年 11 月受付 30 歳代 男性 自営・自由業 千葉県)
基本的にその買取業者に支払い能力があれば、債権回収が可能です。
ただし、問題はその買取業者に支払い能力が無かった場合です。
その場合は、一刻も早く弁護士に相談するのをオススメします。
もし、弁護士を知らない場合は、前述したJPUCに相談の上、適切な弁護士も紹介してもらえます。
個人間売買は入金トラブルが多い
個人間売買は入金のトラブルが非常に多いのです。
エスティマを個人売買したら途中から支払いブッチして逃げてるらしいです。
— 三児のパパ なべさん ® (@8000_17crown) May 20, 2019
4枚目の車で取りに来たみたいです。
拡散希望 pic.twitter.com/BxOlEP9Tgv
拡散希望。個人売買で売ったホンダのエリシオンと言う車の現金を支払ってもらえずに逃げられて困ってます。もし街で見かけたら連絡もらえれば助かります。皆さんのお力をお借りしたいです。車のナンバープレートも
— あきひろ (@amiluvkaede1) January 30, 2020
載せて置きます。よろしくお願いします。 #拡散希望 pic.twitter.com/Uc1dYJHiy2
素人が個人間売買で車を取引するのはオススメしません。
業界に精通している人以外は個人間売買で車を取引するのは止めましょう。
車売却の入金トラブルを事前に防ぐ対策
車を売った後の入金トラブルほ、ほぼ無いにしても無いに越したことはありません。
そこで、事前にできる対策をお伝えします。
国民生活センターのアドバイスを参考にする
先ほど見た事例から国民生活センターのアドバイスとして下記を伝えています。
売却代金を受け取る前に、車両と書類をすべて引き渡してしまうのはリスクが大きい
車両と車検証・整備手帳などの書類一式を事業者に引き渡し、後日代金を受け取るというやり方は、消費者側のリスクが大きい。「代金が支払われない」という相談が一定数あることから、次の点に注意したほうが安全である。
〇車両・書類などの引き渡しと引き替えに現金を受け取る
〇車両は引き渡しても名義変更に必要な書類(委任状、印鑑証明、譲渡証明書など。車検証は、再発行が可能であるため不可)は代金を受け取ってから渡すもし、どうしても車両・書類すべてを先に引き渡すのであれば、最低限、振り込みの期日を引き渡
しの日の直後に設定し、「〇月〇日〇時まで振り込む」などと必ず書面で取り決めること。
まとめると「入金されてから、書類や車両は渡す」ということ。
ただ、現実的なことを言うと、車両や必要書類を引き渡してから入金されるのが一般的です。
買取業者名 | 即金対応の可否 | 振り込みにかかる日数 |
---|---|---|
ガリバー | × | 最短3~4営業日 |
ビッグモーター | × | 最短2~3営業日 |
ラビット | ×(一部例外あり) | 1週間程度 ※店舗による |
T-UP | × | 約2週間 ※店舗による |
アップル | ×(一部例外あり) | 最短3日~1週間程度 ※店舗による |
カーセブン | △(契約金額の10%※上限5万円) ※店舗による |
1週間程度 ※店舗による |
ユーポス | × | 最短翌日 ※店舗による |
カーチス | × | 最短3日~1週間程度 |
ネクステージ | × | 最短3日~1週間程度 |
オートバックス | × | 2営業日 |
※2024年11月現在
なので、先ほどの国民生活センターのアドバイス後半で書いてある通り、「〇月〇日〇時まで振り込む」などと必ず書面で取り決める」のが現実的です。
ただ、小さい中古車屋さんなどは、倒産リスクも高まることから、入金されてから、書類や車両は渡したほうが良いでしょう。
入金トラブルを防ぐ事前にできる対策
- 中堅~大手買取業者:売買契約書面に「〇月〇日〇時まで振り込む」などと必ず書面で取り決める
- 小さな中古車買取業者:入金されてから、書類や車両は引き渡す
大手であれば、売買契約書に入金日が記載されています。
どうしてもリスクを避けたいなら、最初から安心できる大手買取業者に依頼しましょう。
車買取業者のおすすめランキングについては下記記事で詳しく解説しています
大手買取業者なら入金トラブルはない
先に結論から述べておきますが、大手買取業者なら振り込まれないということはありえません。
まず、大手買取業者であれば、先述したJPUCに加入しています。(JPUC加入業者一覧)
もし、入金をしないようなトラブルがあれば、その買取業者は業界から干されてビジネスができなくなります。
大手買取業者は入金日も設定されている
大手買取業者は、先ほども見てきた通り入金日もキッチリ設けられています。
買取業者名 | 即金対応の可否 | 振り込みにかかる日数 |
---|---|---|
ガリバー | × | 最短3~4営業日 |
ビッグモーター | × | 最短2~3営業日 |
ラビット | ×(一部例外あり) | 1週間程度 ※店舗による |
T-UP | × | 約2週間 ※店舗による |
アップル | ×(一部例外あり) | 最短3日~1週間程度 ※店舗による |
カーセブン | △(契約金額の10%※上限5万円) ※店舗による |
1週間程度 ※店舗による |
ユーポス | × | 最短翌日 ※店舗による |
カーチス | × | 最短3日~1週間程度 |
ネクステージ | × | 最短3日~1週間程度 |
オートバックス | × | 2営業日 |
※2024年11月現在
元々、個人で中古車屋さんを営んでいたところが、アップルやラビットなどの看板を借りて経営しています。
つまり個々の中古車屋さんにより入金日などはルールが異なるため、「店舗による異なる」となっているのです。
車売却してから入金の日数や即金業者については下記記事で詳しく解説しています。
車一括査定を使うと安心&高く売れる
車一括査定を使うとさらに安心して高く売ることができます。
車一括査定とは、あなたの住所や車種情報を入れると、お近くの買取店が自動的にピックアップされて、複数の買取店に査定依頼が同時に行えるサービス
高く車売却をする方法とは、複数の車買取業者を競争させることです。
それが車一括査定ならカンタンにできます。
車一括査定の運営側が買取業者を厳しくチェックしています。
顧客からトラブルが多いような買取業者は、そもそも参加できないようになっています。
また、車一括査定は大手買取業者のみを複数社に依頼することも可能。
特に「カーセンサー」であれば、歴史もある上に多くの大手買取業者が参加しています。
車買取店 | カーセンサー | ズバット車買取 | カービュー | ナビクル |
---|---|---|---|---|
1.ガリバー | ○ | ○ | ○ | ○ |
2.ビッグモーター | ○ | ○ | ○ | ○ |
3.ラビット | ○ | ○ | ○ | × |
4.T-UP | ○ | × | × | × |
5.アップル | ○ | ○ | ○ | ○ |
6.カーセブン | ○ | ○ | ○ | ○ |
7.ユーポス | ○ | ○ | ○ | × |
8.カーチス | ○ | ○ | ○ | ○ |
9.ネクステージ | ○ | ○ | ○ | ○ |
10.オートバックス | ○ | ○ | ○ | × |
提携業者数 | 10社 | 9社 | 9社 | 6社 |
※11月21日現在の調査結果
車一括査定のオススメについては下記記事で詳しく解説しています。
まとめ
- 入金トラブルの多くは買取業者側の手続きミス
- まずは買取業者側に連絡をする、それでも入金されない場合はJPUCに相談する
- 大手車買取店に車売却をすれば安心できる
- 安心かつ高く車売却するためには一括査定「カーセンサー」を利用する