車の売る方法として一般的なのが「車の下取り」。
日本では、新車に買い替える人が多く、今の車をディーラーに下取りに出す人が圧倒的に多いのです。
矢野経済が発行している「2020年版 中古車流通総覧」によると、年間380万台売られており、新車ディーラーは290万台、買取専門店は90万台となっています。
そこで今回は、ディーラーの下取りと買取専門店の買取の違いとそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
あなたがどちらで売却すべきなのかが分かるようになっています。
車下取りと買取の違いは?
ざっくり最初に下取りと買取の違いをまとめます。
車下取りと買取の違い
- 車下取り:新車などを購入する際に、車を買い取ってもらうこと。売却額は、新車の値引き分に当てられる。
- 買取:車期取り専門店などに、車を買い取ってもらうこと。売却額は、振込などによって受け取る
車下取りとは「自動車ディーラー」で行われる売却方法
車下取りは自動車ディーラーで行われることが多い売却方法。
新しく購入する車の値引き額に、手放す車の売却額分を値引き額に上乗せする形で行われております。
例えば、下記はノアの見積書。
下取り車価格:220万が本体価格から引かれて総額が出ています。
車下取りのメリットは、新しい車と手放す車を同一の店舗で同時に入れ替えますので何より楽です。
車買取とは「車買取店」に売却する方法
車買取は買い取り専門店に売却する方法です。
そのため車買取は、「新車の購入」と「売却」が同じお店ではなく、車両の入れ替えが面倒。
「車の購入」と「車の売却」をそれぞれ分かれており、タイミングを調整する必要があります。
車下取りと車買取のメリット・デメリット
次に車買取、下取りのメリットデメリットをまとめておきます。
売却方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
車下取り | ・購入と売却が一緒にできる ・ボロ車でも値段が付けてくれることがある |
・買取に比べて安い査定額になる傾向 |
車買取 | ・下取りに比べると査定額が高い傾向 | ・購入と売却のタイミング調整が必要 ・強引な買取業者がある |
車下取りのメリット
車下取りのメリットは、なんといってもそのスムーズさ。つまり非常に楽なのです。
まず、購入した車の納車に今の車を引き取ってくれます。
店舗で新車を受け取る場合は、そのまま置いていけばいいですし、自宅で納車の場合は、今の車を乗っていってくれます。
また新車見積もりに下取り査定額が記載され、購入額から引かれるため、お金の管理も楽です。
さらには、新車値引きが限界となった時、本来であれば値段が付かないような車でも、下取り査定額として値段を付けてくれる場合もあります。
ディーラー 67万
— 佐々木佳祐 (@kusoimo7) May 24, 2018
ガリバー 55万
ラビット 60万
カーチス ?万
カーチスに期待‼︎
なんでディーラーより
買取査定低いのーーーー
誰かカムリハイブリッド買ってください。笑
車買い換えの為、#ビッグモーター に査定して貰った結果・・・#高価買い取り (笑)じゃなかったのかねぇ?w
— mugimugi (@mugimugi_1001) April 4, 2020
ディーラー以下なのは驚いたw
大手より、地場の小さな買い取り店の方が余程頑張ってくれました。#ユーポス に至っては、連絡すら寄越さないがね(呆)
他社の金額教えてもらったら査定額教えますとかおかしくない?何それ!超イラついて、じゃあいいです。って断ったわ!そしたらじゃあ頑張って○○万出します!とか言って他社の半額!!全然安いからwwwそんな値段で売る訳、ディーラーの方が全然高いってどうゆう事だよ #ガリバー #クソ
— リコP (@ruuuu012) November 10, 2019
車下取りのデメリット
車下取りのデメリットは「査定額の安さ」。
車種にもよりますが30~50万円以上の差額が出ることも少なくありません。
30~50万以上も違えば、新しい車の高価オプションを付けることも可能だし、グレードを1つ上げることもできます。
ディーラーで売るより、一括査定出す方が高く売れるで!
— クーリッジ@こーたろー (@kuriji321) May 2, 2022
車の買取ネット一括査定って初めて使ったけど、何社も一度に電話がかかって来たのは予想通りとして、訪問査定時間を何社か被らせないと自分の時間がもったいないと思った。結局地元で口コミ評価の高い店に行って売ることにした。ディーラーはやっぱり安いね、、
— K@CX-30 (@k_pleyel) February 16, 2020
結局1番高い査定で135万付いたよ
— Zel® (@zel_life2000) March 14, 2020
ディーラー査定は90万だったから45万も差額が…
みんな乗り換える時は面倒くさがってディーラーにした取らせたらダメだよ(笑)
特に買取店複数に査定依頼することで、査定額の差も大きくなります。
車の買取査定した結果
— crown10th (@crown10th) May 22, 2022
上から査定順
ビッグモーター 40万
カーチス 45万
ネクステージ 40万
ラビット 50万
オートバックス 40万
アップル 35万
カーセブン 26万
ユーカーパック(オークション形式) 29万
【今回の買取例】
— 工場長 シゲさん【改良型NX納車待ち】 (@aiko15junky) January 10, 2023
某Tディーラー:230万円(買ったところ)
ビッグモーター:245万円(少し高い)
ネクステージ:250万円(ちょっと上乗せ)
某Lディーラー:270万円(下取りとして)
ラビットさん:272万円(素晴らしい)
義父の車を売却するため、四社の中古車買取業者に同時間に査定に来てもらいました。
— 岡 洋介 / Snapmart CEO (@yosukeoka) January 6, 2019
結果を名刺に書いて頂き、一番高い所に売却。結果は
カーセブン:87.5万
ビッグモーター:72.5万
ラビット:72.3万
アップル:66万
日産ディーラー:55万
こんなに差が出るのか。。。
同時刻一斉査定&入札お薦めです。 pic.twitter.com/rqaZRTBWsl
実際に2024年11月現在で調べたところ、下記のような差が出ました。
車種 | 車下取り | 車買取り | 車一括査定 | 最大と最小 査定額の差 |
---|---|---|---|---|
スズキ ワゴンR FX 2007年式 3万キロ |
25万 | 30万 | 43万 | 18万 |
ホンダ フィット 1.3G_F 2009年式 3万キロ |
24万 | 36万 | 45万 | 21万 |
ダイハツ ムーヴ Xリミテッド 2008年式 3万キロ |
27万 | 31万 | 40万 | 13万 |
トヨタ アルファード 350S“C 2008年式 4万キロ |
172万 | 175万 | 200万 | 28万 |
日産 セレナ 20S 2008年式 6.5万キロ |
50万 | 50万 | 80万 | 30万 |
確かに買取専門店は、売却と購入のタイミングが違うので、面倒ではあります。
ただし、その面倒以上に得られる金額感ではありますので、時間に余裕がある方は車買取専門店にも査定依頼することをオススメします。
車買取のおすすめランキングについては下記記事で詳しく解説しています。
車下取りか車買取かの判断基準
車の下取りにするのか買取にするのか迷う方もいると思います。
筆者としては下記を判断としてオススメしています。
車下取りが向いている人
- 車両の入れ替えを一緒にしたい人
- 買取店では査定額が0円と言われた人
買取が向いている人
- 下取りよりも高く売りたい人
- 車両の入れ替えタイミングを調整できる人
車買取をさらにお得にする「車一括査定」
車を高く売るなら、下取りではなく、買取にしておくべきなのは前述の通り。
ただし、買取店もビジネスでやっている以上なるべく安く買い取りたいと思っています。
下取り査定額を見せて交渉するのもありですが、筆者はさらに高く売るために買取店を競争させることをオススメしています。
車一括査定とは、あなたの住所や車種情報を入れると、お近くの買取店が自動的にピックアップされて、複数の買取店に査定依頼が同時に行えるサービス
車一括査定を使うと、一気に複数社を依頼することが可能。
車一括査定のオススメはカーセンサー
[st-kaiwa-1504]車一括査定が良いのは分かったけどどれを使えばいいのか分からない・・・[/st-kaiwa-1504]
[st-kaiwa-1512 r]ちょっと待ってね!車一括査定にもデメリットがあるよ。[/st-kaiwa-1512]
車一括査定は高く売れるサービスではありますが、デメリットもあります。それが買取業者からの電話ラッシュ。
買取業者との営業電話や交渉が苦手ではない人は、より多くの買取業者を比較できる「カーセンサー」がオススメです。
カーセンサーは連絡手段をメール要望にする機能や業者を絞りこめる機能できるので、ある程度の電話ラッシュは防ぐことができます。
メール要望機能
業者選択、絞り込み機能
また、どうしても買取業者の交渉が嫌、でも買取額を高くしたい人にはオークションもオススメです。
オークションはネット上で各社が入札をしていく仕組みのため、買取業者との交渉や営業電話は一切ありません。
オークションを運営しているサービス会社が仲介してくれます。
通常の車一括査定でも電話防止機能があり、オークション形式も選べる「カーセンサー」が一番オススメです。
一方でオークションは買取業者との交渉ができないため、車一括査定の比べると買取額が低くなる傾向があります。
電話ラッシュは嫌だけど買取業者との交渉がしたい人は「MOTA」がオススメです。
MOTAは、申し込むと最大20社が入札する仕組み。翌日の18時以降にWEB上で概算査定額が分かります。
その中の上位3社のみと交渉を行い実査定をして買取額を比較できるサービス。
各社も焦って電話をかけてくることがないため、車一括査定のような電話ラッシュを防ぐことができます。
また、複数社との交渉は面倒なのでどこか安心できる買取業者1社だけで良いという場合は、「カーセブン」がオススメです。
カーセブンの社長は、トラブルが多い中古車業界の健全化に向けて立ち上げた団体「JPUC」の代表理事を務めています。
実際にカーセブンは「再査定による減額」や「キャンセルによる違約金」はしないと公言しています。
オリコン顧客満足度調査を見ても、必ずTOP3に入っており、顧客からの評価も昔から継続して高いです。
安心かつ大手の買取業者に依頼したい場合は、「カーセブン」がオススメです。
車一括査定のオススメについては下記記事で詳しく解説しています。
まとめ
- 車下取りのメリットは、とにかく楽ということ
- 車下取りよりも車買取の方が査定額は高い場合が多い
- 車買取の方が車下取りより高くなる場合が多い
- 車一括査定「カーセンサー」を使うと、さらに高く売れる可能性がある