物が高く売れる時期は需要が高まる時期というのは、基本中の基本。
当然これは車にも当てはまり、車が高く売れる時期というのは存在します。
- 車が最も高く売れる時期を知りたい
- 車売却を検討していてベストタイミングを知りたい
- 時期を逃してしまっても車が高く売れる方法があれば知りたい
この記事は、そんな要望を全て満たす内容になっています。
車買取に向いている時期を紹介した後、その時期を逃してしまったらどうするべきかも解説。
最後まで読むことで、時期に関係なく車を高く売る方法が身につきます。
車が最も高く売れる時期は「1月~3月」と「8月~9月」
先に結論をお話すると、車を高く売れる時期は「1月~3月」「8月~9月」です。
理由はカンタンで、車が最も売れるのが3月と9月だから。
中古車の販売台数は3月だけ伸びていましたが、新車は9月も伸びています。
これはつまり、3月と9月は「車が売れている」という証拠。
需要が高まるということは、それだけ車が高く売れることを意味します。
買取業者も3月と9月に向けて積極的に商品となる車を買い取るため、その少し前の「1月~3月」と「8月~9月」がベストタイミングというわけなのです。
そんな人のために、次章では車を高く売るためにオススメのタイミングを紹介。
記事の最後では、時期にとらわれずにいつでも車を高く売れる方法を紹介します。
車を売るオススメタイミングは3つある
車を売るのにベストなタイミングは3月と9月ですが、その時期に買い替えのタイミングが来るとは限りません。
欲しい新型車の発売が4月だったり、車検のタイミングが10月だったりすることもあります。
そこで本章では、車を売るのにオススメなタイミングを3つ紹介していきます。
車を売るオススメタイミング3つ
- タイミング1.車検を受ける前
- タイミング2.自動車税の納付前の3月
- タイミング3.乗っている車のモデルチェンジの噂が出たら
タイミング1.車検を受ける前
車を売るというのは買い替えを伴うことが多く、そのキッカケとなるのが「車検」という人も多いハズ。
事実、車検を受ける前は車を売る絶好のタイミングと言われています。
車の査定基準を作っているJAAIによると、車検が残っている車は、その期間に応じてプラス査定とすると記載があります。
※出典:JAAI
「特・Ⅰ・Ⅱ」というのはその車のクラス分けで、主に以下のような分け方をしています。
クラス例
- 特(特大型車):センチュリー、レクサスLSシリーズ、シーマ、レジェンドなど
- Ⅰ(大型車):クラウン、MIRAI、IS、アリスト、フーガ、セドリック、レジェンド、フェアレディ―Z、センティア、アルファード、ベルファイア、エルグランドなど
- Ⅱ(中級クラス):マークX、カムリ、コンフォート、マークⅡ、スカイライン、プレサージュ、ティアナ、ローレル、アコードハイブリッド、オデッセイ、MPV、RX-8、ハイエース、エスティマ、キャラバン、デリカD:5など
- Ⅲ(中型車):イプサム、86、セリカ、プリウス、プリウスα、アイシス、ウィッシュ、ラフェスタ、シルビア、リーフ、ジェイド、アコード、インサイト、ストリーム、ロードスター、プレマシー、アテンザ、エスクァイア、ノア、ヴォクシー―、セレナ、ステップワゴンなど
- Ⅳ(コンパクトカー):ソリオ、スイフト、インプレッサ、ブ0ン、トール、カローラスパシオ、カローラルミオン、ヴィッツ、パッソ、イスト、ラクティス、アクア、ノート、キューブ、グレイス、シャトル、フリード、フィット、デミオ、ベリーサなど
- 軽(軽自動車):アルト、ワゴンR、スペーシア、MRワゴン、ムーヴ、ウェイク、キャスト、ミラ、タント、コペン、ピクシス、デイズ、モコ、N BOX、N-ONE、ライフ、AZワゴン、ekワゴンなど
例えば車検取り立てのフィットを手放すと、丸々2年の車検が残っていることになり、表の数字は「44」となります。
合わせて、車検が残っているということは自賠責も残っていることを意味し、その分もプラス査定となります。
※出典:JAAI
同様に車検取り立てのフィットを手放すとなると、この表による点数は「21」となり、21,000円のプラスとなります。
内訳 | 金額 | プラス査定の金額 |
---|---|---|
車検基本料金 | 15,000円※ | 65,000円 |
検査料 | 11,000円※ | |
自賠責保険料 | 21,550円 | |
重量税 | 24,600円 | |
印紙代 | 1,200円 | |
合計 | 73,350円 |
※車検基本料金、検査料は整備工場によって異なる場合があります。
フィットを車検に通すと、最低でも73,350円がかかります。
車検を通した直後に売ると、プラス査定になる額は最大でも65,000円。
つまりフィットでいくと8,350円も損をしているのです。
車検時には自動車重量税も納付しますが、その還付はありません。
結論としては、車検を通してから車を売ると損をするだけ。
そのため、車検の時期に車を売るという人が多いのです。
車検の時期に車を売るかどうかのシミュレーション結果は、下記記事で詳しく解説しています。
タイミング2.自動車税の納付前の3月
自動車税は毎年5月に、翌年の3月までの分を先払いします。
納付する義務のある人は、4月1日時点のオーナーとなっており、納付額は以下の一覧表の額となっています。
車の区分 | 総排気量 | 新規等登録から 13年未満 |
新規登録から 13年超え(※) |
---|---|---|---|
軽自動車 | 660cc | 10,800円 | 12,900円 |
普通自動車 (ガソリン車・LPガス車) |
1,000cc以下 | 29,500円 | 約33,900円 |
1,000~1,500cc以下 | 34,500円 | 約39,600円 | |
1,500~2,000cc以下 | 39,500円 | 約45,400円 | |
2,000~2,500cc以下 | 45,000円 | 約51,700円 | |
2,500~3,500cc以下 | 51,000円 | 約58,600円 | |
3,000~3,500cc以下 | 58,000円 | 約66,700円 | |
3,500~4,000cc以下 | 66,500円 | 約76,400円 | |
4,000~4,500cc以下 | 76,500円 | 約87,900円 | |
4,500~6,000cc以下 | 88,000円 | 約101,200円 | |
6,000cc以上 | 111,000円 | 約127,600円 |
※新規登録から13年を超え車の税額は13年未満の税額に15%プラスした概算
普通車に乗っている限り、毎年5月に最低でも3万円近くの税金を納める必要があります。
これを避けるために、4月1日の前に車を売る人が多いのです。
自動車税は都道府県税なので、還付は都道府県が行うことになっています。
しかし都道府県が還付を行うのは、車を抹消登録した時だけ。
つまり、自動車税は車を廃車にしないと還付されないのです。
注意:買取業者の場合は買取金額に含まれていることが多い
車買取店で売却する場合、買取店側が還付分を買取額に上乗せするという仕組みになっていることが多いです。
カーチスの場合
ビッグモーターの場合
ネクステージの場合
カーチスやビッグモーターのように買取金額に含めているところもあれば、ネクステージのように税金還付金だけで分けて出す業者もあります。
自動車税の還付があってもなくても同じ査定結果が出るかもしれないため、それなら余計な税金を支払う前に車を売りたいところです。
車売却時の自動車税の還付については下記記事で詳しく解説しています。
タイミング3.乗っている車のモデルチェンジの噂が出たら
車はモデルチェンジをすると、旧モデルの市場価格はガクッと下がってしまいます。
※出典:カーセンサー
これはほんの一例ですが、同じ年式の同じ走行距離で、フルモデルチェンジ前後の中古車価格を比較するとその差は歴然。
最新の車に人気が集まるので、当然中古車価格も新モデルの方が高くなるのです。
その上、車買取店のスタッフとしては、旧モデルの車は「型落ち」として買い叩くための格好の材料となります。
交渉でも不利になってしまうため、新モデルも噂が出たら売却の時期と言っても良さそうです。
ここまで、車を売るのにオススメなタイミングを3つ紹介してきました。
どれも大事なポイントではありますが、誰しもがこのタイミングに合わせて車を売れるわけではありません。
自分が車を売りたい時に高く売れる方法を知っておくのが一番なので、次章で紹介していきます。
車は売りたいと思った時がベスト
車を売る時期にオススメはありますが、必ずしもそのタイミングに合わせる必要はありません。
車買取額が決まる仕組みを知っておき、高く売れる条件を学んでおけば、自分の売りたいタイミングで車を高く売ることが可能。
そこで本章では、その方法を紹介していきます。
車買取額を大きく左右する要因は「オークション相場」
全国に並んでいる中古車の多くが、業者だけが参加できる「オークション市場」と呼ばれる会場で仕入れられています。
下記、youtubeを見ると、イメージが掴みやすいと思います。
車買取店は買い取った車をここに出品して利益を上げています。
オークションなので当然相場というものがあり、その相場が買取額を決める基準になっているのです。
つまり、そのオークション相場に近い金額で売れば、売却額としては天井であれば成功したと言えます。
しかし、車買取店は自分たちの利益を上げたいため、足元を見た査定をしてきます。
そこで、これからオークション相場ギリギリで車を売る方法を紹介します。
ライバルを意識させることで足元を見た査定をさせない
車買取店が足元を見るのは、車を売る人に知識がないと思っているから。
業者オークションの相場は専門業者しか見られないため、車買取店はいくらでも言い訳が可能です。
車を高く売りたいなら、あなたがするべきことは「ライバルの買取店を用意する」だけ。
複数の車買取店に査定をしてもらえば、自分の車の大体の相場がわかります。
その上で、ライバル同士がしのぎを削るため、どんどんと自分の車の買取価格が上がっていきます。
あとは買取店が勝手に勝負をしていくので、任せるだけでOK。
実際に買取業者間でも査定額の差が大きいのが分かると思います。
車の買取査定した結果
— crown10th (@crown10th) May 22, 2022
上から査定順
ビッグモーター 40万
カーチス 45万
ネクステージ 40万
ラビット 50万
オートバックス 40万
アップル 35万
カーセブン 26万
ユーカーパック(オークション形式) 29万
【今回の買取例】
— 工場長 シゲさん【改良型NX納車待ち】 (@aiko15junky) January 10, 2023
某Tディーラー:230万円(買ったところ)
ビッグモーター:245万円(少し高い)
ネクステージ:250万円(ちょっと上乗せ)
某Lディーラー:270万円(下取りとして)
ラビットさん:272万円(素晴らしい)
義父の車を売却するため、四社の中古車買取業者に同時間に査定に来てもらいました。
— 岡 洋介 / Snapmart CEO (@yosukeoka) January 6, 2019
結果を名刺に書いて頂き、一番高い所に売却。結果は
カーセブン:87.5万
ビッグモーター:72.5万
ラビット:72.3万
アップル:66万
日産ディーラー:55万
こんなに差が出るのか。。。
同時刻一斉査定&入札お薦めです。 pic.twitter.com/rqaZRTBWsl
しかし面倒なのが、複数の買取店に査定の依頼をすること。
車一括査定を使えば足元をみた査定がしにくくなる
車一括査定を使うとカンタンに複数社に依頼ができます。
車一括査定とは、あなたの住所や車種情報を入れると、お近くの買取店が自動的にピックアップされて、複数の買取店に査定依頼が同時に行えるサービス
一度に複数の車買取店による競合をさせることも可能。
ちなみに4社の査定額です。
— りーさん🐲 (@RO_HONE) April 24, 2023
名刺の裏に金額を書いてもらい、各社から別々に私が受け取って、せーので裏返して査定額を見ました笑
ビッグモーターが1番でしたが、後から減額するな、したら他で売ると念押ししました。 pic.twitter.com/RJvCFfJCcA
🚗のはようごさいます🚙
— 名倉│昭和式子育てオヤジ (@tana_car9) September 7, 2022
一括査定、3社同時に来てもらって入札形式と言うのを試してみた!
次の車を買うお店下取り査定してもらった額は110万だったので、下限を110万に設定して入札してもらった結果は…
131.4万🎉🥳この数字が出るとは意外だったけど、高ければ高い方がいい!#ネクステージ https://t.co/3wfewa43xz pic.twitter.com/3b8YlXPopb
ハリアー(1年8ヶ月、3.3万キロ)売却まとめ
— かっち (@kacchi25) August 22, 2022
一括査定価格が331万円(入札時+20万)
ディーラー下取りが220万
目安に使用したダイハツAI査定が278万
なお購入価格が諸税含めて313万、残債234万
車を売るなら
①ダイハツAI査定で相場把握
②MOTA一括査定で入札価格把握
③現車一括査定(3社)→名刺裏入札 pic.twitter.com/hQO0QAXHBn
約150万円で購入した平成26年初登録の中古車。4社を集めて入札した結果、めちゃくちゃな価格差。最低298000円、最高633000円。(なお事前のオートバックス査定は50万円)4万キロ以上走ったので、元は取ったと思う。あとは新車の到着を待つのみ。 pic.twitter.com/jellMQjF2I
— 軍手@C101新刊委託中! (@gunziotaku) December 7, 2021
短時間で労力をあまりかけずに最高の結果を得ることができるのです。
一括査定のオススメは「カーセンサー」
[st-kaiwa-1504]車一括査定が良いのは分かったけどどれを使えばいいのか分からない・・・[/st-kaiwa-1504]
[st-kaiwa-1512 r]ちょっと待ってね!車一括査定にもデメリットがあるよ。[/st-kaiwa-1512]
車一括査定は高く売れるサービスではありますが、デメリットもあります。それが買取業者からの電話ラッシュ。
買取業者との営業電話や交渉が苦手ではない人は、より多くの買取業者を比較できる「カーセンサー」がオススメです。
カーセンサーは連絡手段をメール要望にする機能や業者を絞りこめる機能できるので、ある程度の電話ラッシュは防ぐことができます。
メール要望機能
業者選択、絞り込み機能
また、どうしても買取業者の交渉が嫌、でも買取額を高くしたい人にはオークションもオススメです。
オークションはネット上で各社が入札をしていく仕組みのため、買取業者との交渉や営業電話は一切ありません。
オークションを運営しているサービス会社が仲介してくれます。
通常の車一括査定でも電話防止機能があり、オークション形式も選べる「カーセンサー」が一番オススメです。
一方でオークションは買取業者との交渉ができないため、車一括査定の比べると買取額が低くなる傾向があります。
電話ラッシュは嫌だけど買取業者との交渉がしたい人は「MOTA」がオススメです。
MOTAは、申し込むと最大20社が入札する仕組み。翌日の18時以降にWEB上で概算査定額が分かります。
その中の上位3社のみと交渉を行い実査定をして買取額を比較できるサービス。
各社も焦って電話をかけてくることがないため、車一括査定のような電話ラッシュを防ぐことができます。
また、複数社との交渉は面倒なのでどこか安心できる買取業者1社だけで良いという場合は、「カーセブン」がオススメです。
カーセブンの社長は、トラブルが多い中古車業界の健全化に向けて立ち上げた団体「JPUC」の代表理事を務めています。
実際にカーセブンは「再査定による減額」や「キャンセルによる違約金」はしないと公言しています。
オリコン顧客満足度調査を見ても、必ずTOP3に入っており、顧客からの評価も昔から継続して高いです。
安心かつ大手の買取業者に依頼したい場合は、「カーセブン」がオススメです。
車一括査定のオススメについては下記記事で詳しく解説しています。
まとめ
- 車が最も高く売れる時期は「1月~3月」と「8月~9月」
- 3月と9月は車が多く売れるから、その少し前に売る準備をし始めると良い
- 車を売るのにベストなタイミングは3つあるが、極論としては気にする必要はない
- 時期を気にするより、車を高く売れる仕組みを覚えておくことが重要
- ライバルを用意して競わせれば、足元を見られないからいつでも車が高く売れる
- 車一括査定「カーセンサー」を使えば、ライバル同士で競争させられる
車買取のオススメ時期でよくある質問と回答
Q1.車が高く売れる時期はあるの?
車を高く売れる時期は「1月~3月」「8月~9月」です。
理由は、車が3月、9月によく売れるから。
車は売却すると、中古車として再販されます。
つまり中古車として需要が高まる時期は、必然的に高く売れるのです。
詳しくは「車が最も高く売れる時期は「1月~3月」と「8月~9月」」をご確認ください。
Q2.車を売るオススメのタイミングは?
車を売るオススメのタイミングは下記3つです。
- タイミング1.車検を受ける前
- タイミング2.自動車税の納付前の3月
- タイミング3.乗っている車のモデルチェンジの噂が出たら
実際にこのタイミングでよく車が買い替えされています。
詳しくは「車を売るオススメタイミングは3つある」をご確認ください。