自走できない動かない車（不動車）を処分ではなく値段を付けて売る方法

エンジンが故障してしまったり、修理が難しいほどの大きな事故に遭ってしまって、動かなくなってしまったりした不動車は、邪魔で仕方ありません。

家の置いておくだけでもただのお荷物。

処分にもお金が掛かりそうだし、そのまま持っているだけでも自動車税が毎年掛かります。

動かない車は売るのも難しいように思えます。

しかし、動かない状態であっても車買取は可能なケースが多いのが実態。

本記事では、動かないボロボロの車を値段を付けて売る方法をお伝えします。

動かない車が値段が付いて売れる理由

まず大前提として動かない車でも値段が付いて買い取ってもらうことは十分に可能。

論より証拠。下記は廃車専門業者「ハイシャル」に公開されている買取実績です。

値段が付いて売れる3つの理由

動かないようなボロボロの車が値段が付いて売れる理由が下記2つ。

理由①修理して中古車として再販・海外輸出するから

自分では、走りもしないしボロボロの車でも意外と需要があったりします。

その1つが海外での需要。海外では日本車は品質が良いと評判で人気が高いのです。

下記は一般社団法人 日本自動車工業会で発表されている「自動車の輸出額（F.O.B.価格）推移」のデータから抜粋しました。

自動車の輸出額が年々伸びているのが分かると思います。

しかも海外では古くて走行距離が多い車ほど良いという評価を受けたりもします。

日本では修理しても中古車として再販が難しいかもしれませんが、海外では中古車として再販が可能なことが十分あるのです。

もちろんただ単に車検切れで走行できない車は十分買取が可能です。

理由②パーツとして買取をするから

車にはボディ・タイヤ・カーナビなど様々な部品で構成されています。

走る車として価値はなかったとしても部品として価値が付く場合があります。

例えば、下記のように左側ドアボディーをぶつけて凹んでいる車があるとします。

おそらく修理をすると10万以上は掛かります。

もし、あなたがもしこれと同じ車を持っていて、傷や凹みがなければ、このパーツのこの人を売ることが可能。

つまりパーツとして需要があり、値段が付いて売れることはよくあることなのです。

理由③鉄スクラップにするから

車の半分は鉄でできています。鉄は溶かすことで資源となり、価値が産まれるのです。

実際に鉄スクラップの相場は、一般社団法人日本鉄リサイクル工業会で毎月発表されています。

車種によって違いはありますが、車に使われている鉄の重量は、車両重量のおよそ半分。

一般的な普通車の車両重量は1.5トン、軽自動車が0.8トンです。

鉄のスクラップ相場は下記記事でさらに詳しく解説しています

動かない車を値段を付けて売る方法

まず一番探すべき業者は海外輸出をしている買取業者を探すこと。

理由は、一番買取額が高くなる可能性があるからです。

前述した下記3つの方法は上から順に買取額に期待ができます。

1. 修理して中古車として再販・海外輸出するから
2. パーツとして買取をするから
3. 鉄スクラップにするから

海外輸出に強い買取業者を探すオススメの方法

海外輸出に強い買取業者で最初に思いつくのが「大手買取業者」です。

例えば、ガリバーなどは海外にも店舗拡大をしており、海外輸出を積極的に行っています。

ガリバーだけの依頼では、どうしても足元をみた買取額になります。

ましては、動かない車であれば、「動かない車だから値段が付かないのは当然ですよ」と言われれば納得してしまいます。

そこでオススメなのは、複数の買取業者に査定依頼をすること。

そうすれば、買取業者同士で競争が生まれ足元を見た買取額ができなくなります。

一括査定を使えばカンタンに見つけられる

今では車を売るとき車一括査定を使う人が増えてきました。

車一括査定を使えば、海外に強い買取業者だけではなく、パーツ買取に強い業者や鉄スクラップをする廃車業者など同時に多数依頼することが可能。

カーセンサーでダメならカーネクストを使う

カーセンサーを使っても、値段が付かないようであれば廃車専門業者「カーネクスト」がオススメです。

カーネクストでは、紹介したように自走ができない車を積極的に買取しています。

しかもカーネクストは「0円以上の買取保証」に加えて、「廃車手続きの代行費用」もすべて無料で実施。

カーセンサーを使っても値段が付いて売れない場合は、カーネクストを使いましょう。

まとめ

事故や重大な故障によって動かなくなってしまった車でも、年式や車のタイプ、状態によって買い取りが可能。

しかし、どの買い取り会社でもしてくれるというわけではありませんし、査定額も大きく異なることがあります。

そのため、カーセンサーを活用していろいろな会社に査定額を出してもらうのが良いでしょう。