車査定は談合が多い?現役の車買取業者の知り合いにヒアリングしてみた

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車査定は談合が多い?現役の車買取業者の知り合いにヒアリングしてみた

中古車というような定価がないモノを高く売るときは、競りをするのが一番高く売れます。

つまり中古車を高く売るには「買取業者同士」を競わせること。

そんな競りをカンタンにできるのが車一括査定と呼ばれるサービスです。

車一括査定とは、あなたの住所や車種情報を入れると、お近くの買取店が自動的にピックアップされて、複数の買取店に査定依頼が同時に行えるサービス

車一括査定の流れ

車一括査定を利用するだけで、買取業者からしてみると競りに掛かっている状態。

さらには、買取業者を同日・同時刻に呼べば、より競りが加速します。

また、各買取業者ごとに時間を取らなくていいので、時間短縮にもつながります。

同日・同時刻に買取業者を呼んでいる人も実際にいます。

実際に筆者も同日・同時刻に複数社の買取業者を呼んだことがあります。

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その際に目にするのが、買取業者同士が仲良く話していること。

本来であれば、競合に当たるためピリピリしているかと思いきやそうでもありません。

そこで1つ不安が出てきます。

「買取業者同士が仲が良く、談合のリスクがあるのではないか」

火のない所に煙は立たぬと言われますが、実際にTwitterを見ても書かれている人がいます。

クルサテ
私も元買取業界にいたので分かるけど…真実を言うと「談合」はあります!

本記事では、実際の買取業者にヒアリングした事例を元に談合のリスクと回避する方法についてお伝えします。

\愛車の最高額をチェック/

車は買取業者が競い合うことでどんどん査定額が上がります。

車一括査定を使うと、あなたの車を得意とする買取業者が複数社見つかります。

さらに買取業者同士が競い合うため、特に交渉せずとも最高額が分かります。

  • カーセンサー:最大30社の査定額を比較、メール要望や営業電話なしのオークションも選べる
  • MOTA:翌日の18時以降にWEB上で最大20社の概算査定額がわかる、営業電話を少なくできる

また、どこか1社だけの査定がいい人は「カーセブン」がオススメです。

カーセブンは、顧客評価も非常に高く、買取後の減額も一切ない優良の買取業者です。

値段が付きにくい古い車は、「カーネクスト」がオススメです。

※必ずしも売る必要はありません。相場をチェックするだけでもOKです。

目次

車買取の談合の可能性はある

筆者はもともと某買取業者に勤務しており、査定をしておりました。

今でも知り合いに買取業者で勤務している方がいますので、ヒアリングしてみました。

Q,今でも車買取で談合の可能性はありますか?

A.談合の可能性はありますし、実際にしたことがあります。買取業者間で競うとどうしても買取価格を高くする必要があり、買取業者の利益が下がってしまいます。そこで買取業者同士で「今回のお客さんはA社に譲ります。でも次のお客さんはB社に譲ります。」といった事が行われています。

当たり前の話ですが、売り手としてはできるだけ高く売りたいもの。

逆に買取業者はできるだけ安く買いたいと思っています。

そして買取業者同士が競い合い買取額が高くなるのは、売り手である私たちにとってはプラスなのですが、買取業者にとってはマイナス。

そこで、買取業者同士で談合をしているケースが稀にあります。

買取業者が裏で話し合い買取価格の上限を決めてしまうことがあるのです。

特に車一括査定が普及してきてから、買取業者同士がバッティングすることが増えています。

毎日のように同じエリアのお客さんを査定していれば、顔見知りになることが多々あるのです。

クルサテ
私が以前、出張査定を同時刻に呼んだ時、買取業者にヒアリングしたことがあるの。その時にもうお互い顔見知りって言っていたよ。普通によく話すようですよ!

買取業者にとっては、談合をすることで全体的に安く査定額を定めることができます。

もちろん、談合は消費者の利益に反するもので、損を被っているのは、売り手である私たちです。

買取業者同士の談合を避ける2つの方法

談合がある以上、車を高く売るためには談合を避けたいと誰もが思うと思います。

その方法が下記となります。

車買取の談合を避ける2つの方法

  1. 車一括査定を複数利用して大手と中小に分けて依頼する
  2. 出張査定の日時を別々にする

上記について解説します。

対策①複数の車一括査定を利用して大手と中小に分けて依頼する

具体的な方法は下記の通り。

  • 中小も多く参加している「カーセンサー」をまず申し込む
  • その後にカーセンサーに参加していない買取業者を「グーネット買取」で探して依頼する

ことです。

そうすることで、普段バッティングしない買取業者を競わせることができるので、談合をリスクがグッと下がります。

対策②出張査定の日時を別々にする

さらに談合のリスクを回避するためには、やはり出張査定の日時をずらすこと

同じ時間にすると、どうしてもその場で買取業者同士が話し合って談合をする可能性が高まります。

車の査定を同日・同時刻に呼ぶメリットデメリットについては下記記事で詳しく解説しています。

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まとめ

  • 具体的な買取業者のヒアリングからも談合は存在する
  • 談合を避けるには、複数の車一括査定を利用して大手と中小に依頼する
  • 出張査定の日時をずらす

 

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