相続した車を売却したい!相続車両にする手続き方法と売却するときの手順

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相続した車を売却したい!相続車両にする手続き方法と売却するときの手順

親御さんがなく亡くなってしまい、親御さんが乗っていた車を相続することになった場合は相続手続きが必要です。

ただし、一生涯で何度も経験するものでは無いため、手続き方法も分からない人が多いのではないでしょうか。

そこで今回は車を相続する時の書類や車の売却方法について解説していきます。

目次

亡くなった親の車を相続するための手続き方法

親御さんが亡くなった場合、資産になるものは基本的に相続することになります。

その1つが「自動車」。

相続人となる人の共有財産になるのです。

相続人になるルール

そもそも亡くなった方が乗っていた車を相続するためにはあなたが「相続人」となる必要があります。

相続人になるためには相続の順位が重要となり、下記のとおりです。

相続人の優先順位

  • 第1順位:子(死亡の場合は代襲)
  • 第2順位:父母(死亡の場合は祖父母))
  • 第3順位:兄弟姉妹(死亡の場合は代襲)

※配偶者はいずれの場合も相続人となる
※出典:四国運輸局ホームページ

まず大原則として、車を相続するには、あなたが相続人に当てはまる必要があります。

車を相続した時の2つの選択肢

あなたが相続することが決まっている場合は2つの選択肢があります。

車を相続した時の2つの選択肢

  1. 乗り続ける
  2. 売却する

これら2つを実施するためには、まず名義人を変更する必要があります。

相続車両の名義人を変更する方法

  • 手続き:名義変更手続きをする
  • 場所:普通自動車は運支局、軽自動車は軽自動車検査協会事務所
  • 必要書類:戸籍謄本(名義人と血縁がわかること)、遺産分割協議書、印鑑証明書(相続人全員分)

乗り続けるためには「この車は私のものになり、私が乗ることになりました」という手続きを行う必要があります。

そのために、相続人全員の印鑑証明や遺産分割協議書と呼ばれるものなど、いくつか書類が必要になります。

①戸籍謄本

相続車両をあなたの名前にするため、相続人全員が確認できる書類が必要となります。

その書類が戸籍謄本( 戸籍全部事項証明書)というわけです。

戸籍謄本には、亡くなられた方も載っています。

戸籍謄本の見本

ただし1点注意が必要です。

もし、戸籍上の長女が結婚し本籍を変えている場合は、戸籍謄本から除籍されています。

その際は「改製原戸籍謄本」という書類も必要になります。

②遺産分割協議書

車の所有者が亡くなられた際に、その方の相続人全員で遺産分割協議書という書類を作成したかと思います。

この書類は亡くなられた方の資産をどういう風に分配するかを決められた契約書。

車を乗り続ける場合や売却する場合には必ず必要になります

書き方と注意点

遺産分割協議書は、法的な拘束力を持つ書類ではありますが作成方法は意外にもカンタン。

  1. 誰がどの財産を相続するか明確に示されていること
  2. 相続人全員が特定の個人に財産を相続することを認めていること

上記2つが明記されていればOKです。

③印鑑証明書(相続人全員分)

相続人みんなで分けられるものは、「戸籍謄本」「遺産分割協議書」だけでOKです。

ただし、今回の車のように特定の個人のみが相続されるものには、遺産分割協議書に相続人全員の実印を押印しなければなりません。

つまり相続人全員の印鑑証明も必要になるのです。

印鑑登録証明書

クルサテ
これら3つの書類を持って、名義変更手続きをすればいいよ!

名義変更の手続きの流れ

名義変更は、ナンバープレートが登録されている陸運支局(軽自動車の場合は、軽自動車検査協会事務所)で行います。

陸運支局

もちろん、しっかり相続されていることが前提。

紹介した遺産分割協議書や相続人全員分の印鑑証明書、名義人との血縁がわかる戸籍謄本が必要になります。

クルサテ
名義人が自分になれば、あとは普通の売却と一緒だよ!

車売却の流れと必要書類

相続車両の名義が自分になれば、あとは通常の売却と同じです。

車売るときの流れは下記の通り。

車買取店で車を売るときの流れ

  1. 車買取店を探す
  2. 査定予約をする
  3. 査定前の事前準備
  4. 査定を受ける
  5. 売買契約をする
  6. 車両の引き渡し

車一括査定で車を売るときの流れ

  1. サービスを介して複数の車買取店を探す
  2. 査定予約(アポ取り)をする
  3. 査定前の事前準備
  4. 査定を受け、そのまま競合させていく
  5. 最も高い業者で売買契約をする
  6. 車両の引き渡し

車下取りで車を売るときの流れ

  1. 新車販売をしているディーラーへ相談する
  2. 査定を受ける
  3. 新車見積もりに査定結果を反映してもらう
  4. 売買契約をする
  5. 新車の納車とともに車両引き渡しをする

個人売買・業者オークション

  1. 売買契約を結ぶ
  2. 必要書類を揃える
  3. 名義変更をする
  4. 車両の引き渡し&入金

また、売却する時は必ず下記書類が必要になります。

書類 普通自動車 軽自動車 店舗or自分
自動車検査証 自分
自動車賠償責任保険証明書 自分
自動車税納税証明書 × 自分
軽自動車税納税証明書 × 自分
印鑑登録証明書 × 自分
実印 × 自分
認印 × 自分
リサイクル券 自分
譲渡証明書 × 店舗
委任状 × 店舗
自動車検査証記入申請書 × 店舗

車売るときの書類については下記記事で詳しく解説しています。

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※必ずしも売る必要はありません。相場をチェックするだけでもOKです。

まとめ

  • 「戸籍謄本」「遺産分割協議書」「印鑑証明(相続人全員分)」を準備する
  • 上記3つの書類を陸運支局(軽自動車の場合は、軽自動車検査協会事務所)で名義変更をする
  • 名義変更が完了したら、通常の売却と同じ
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