中古車購入者が気にするポイント1つに「ワンオーナー」というのがあります。
このようにこだわりの検索で「ワンオーナー」というのが用意されています。
つまり、これは中古車購入者が気にするポイントでもあるということです。
複数人が運転すると、エンジンの踏み方、ブレーキのかけ方など、人ぞれぞれ異なるため、どうしても傷みやすくなるのです。
では、中古車購入者が気にする「ワンオーナー」であれば、売却時にプラス査定になるのでしょうか?
\愛車の最高額をチェック/
車は買取業者が競い合うことでどんどん査定額が上がります。
車一括査定を使うと、あなたの売却予定の車に得意な買取業者が複数社見つかります。
買取業者同士が競い合うため、特に交渉せずとも最高額がチェックできます。
※必ずしも売る必要はありません。相場をチェックするだけOKです。
ワンオーナーは車査定額をプラスにする?
車査定の基準の1つにJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が定めた査定基準があります。
JAAIが定めた基準を見ると「ワンオーナー車という査定項目はない」のです。
JAAIで定める査定基準
- 年式
- 走行距離
- キズやヘコミの有無
- 電子部品などの故障
- 内装の汚れ
- 事故歴・修復歴
原則プラス査定はないが、実際はプラスされている
JAAIが定めた項目の中には、買取業者の独自裁量(需要や価格調整)で加減点できることが書かれています。
ワンオーナーというのは事実として中古車購入者が気にするポイントでもあります。
買取業者の買取額のベースとしているのは、業者オークションの相場です。
そして、業者オークション相場に、ワンオーナーの価格は織り込まれているのです。
中古車販売価格で比較
実際にカーセンサーに掲載されている中古車をみて比較してみましょう。
調査した車種条件
- A:2014年式 アクア1.5S 6.1万キロ
- B:2014年式 アクア1.5G 6.1万キロ
※2024年11月現在の調査結果
ワンオーナー車:93.1万円
ワンオーナー車ではない:69.3万円
この結果を見ると同じようなスペックで23.8万円の差が出ました。
あくまで一例にすぎませんが、私の過去の経験から5万円ぐらいは価格差が出ることがほとんど。
結果として査定額としては3万円程度のプラスになると思っておきましょう。
プラス査定してもらうための2ポイントと注意点
見てきたように中古車購入者が気にするポイントというのはプラスになるということ。
他に中古車購入者が車種本体以外(キズや事故歴以外)で気にするポイントしては下記があります。
中古車購入者が気にすること
- 禁煙車
- ワンオーナー
- 保証付き
- 点検記録簿
- 純正オプション
- 車検残
- 装備品(カーナビ、アルミタイヤなど)
この中で後からでもできることは点検記録簿の準備と純正オプションです。
その他のモノは今からではどうしようもできません。
①点検記録簿の準備
点検が定期的に行われているということは、しっかりメンテナンスされている証拠でもあります。
また、今まで問題なく走ってきた証でもあります。
点検記録簿がある方は、しっかり整理して査定時にあることを伝えましょう。
②純正戻し※社外品のカスタムパーツを付けた方
純正戻しとは、新車購入時の状態に戻すこと
つまり社外品のカスタムパーツなどを取り除いた状態戻すこと。
実は車買取して中古車として再販する際、需要があるのは「純正のままである車両」.
逆に高価な社外品ばかりでカスタムされている車は通常の車査定額よりも低くなる傾向にあります。
そのためできる限りカスタムパーツを取り除き、純正品に戻しておく必要があるのです。
洗車や車内清掃もしておく
車査定前に洗車や車内清掃をしておくと車両の評価を間接的に上げることができます。
洗車や車内清掃をして綺麗な状態な車を見せることで大切に乗られていたという先入観を植え付けることができます。
車査定と洗車の関係についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご確認ください。
修復歴や事故歴は嘘を付いても大丈夫?
事故歴や修復歴は大きな減額になるのは想像でき、ついつい隠したくなります。
ただし、絶対に隠してはダメで、事故をしたのにしていないというのは絶対にやめてください。
査定時にバレた場合は通常の減額はもちろんですが、査定士に「その他の部分も虚偽の申告をしている可能性がある」と思われ、非常に厳しく評価をされてしまいます。
ちなみに仮に査定時にバレずに買取され、後から発覚すると最悪の場合、契約不適合責任を問われる可能性があります。
事故や修復歴は嘘をつかず必ず正しい申告をしましょう。
また、車の細かい査定基準については下記記事で詳しく解説しています。
車の査定額に大きく影響するのは「競合」
これまで話してきた通り、査定基準は決まってしまっているため、後からどうしようもならないことがほとんど。
ただし、同じ車であっても、売り方によっては数万~数十万ほど査定額が変わることがあります。
その売り方とは買取業者同士を競争させること。
実際に下記にあるように買取業者間で査定額に差は大きいのが分かると思います。
車の買取査定した結果
— crown10th (@crown10th) May 22, 2022
上から査定順
ビッグモーター 40万
カーチス 45万
ネクステージ 40万
ラビット 50万
オートバックス 40万
アップル 35万
カーセブン 26万
ユーカーパック(オークション形式) 29万
【今回の買取例】
— 工場長 シゲさん【改良型NX納車待ち】 (@aiko15junky) January 10, 2023
某Tディーラー:230万円(買ったところ)
ビッグモーター:245万円(少し高い)
ネクステージ:250万円(ちょっと上乗せ)
某Lディーラー:270万円(下取りとして)
ラビットさん:272万円(素晴らしい)
義父の車を売却するため、四社の中古車買取業者に同時間に査定に来てもらいました。
— 岡 洋介 / Snapmart CEO (@yosukeoka) January 6, 2019
結果を名刺に書いて頂き、一番高い所に売却。結果は
カーセブン:87.5万
ビッグモーター:72.5万
ラビット:72.3万
アップル:66万
日産ディーラー:55万
こんなに差が出るのか。。。
同時刻一斉査定&入札お薦めです。 pic.twitter.com/rqaZRTBWsl
買取業者からすると、車を買い取って再販することでご飯を食べています。
つまり、買取できることはビジネスの生命線なのです。
そして、買取業者にとって一番いやなことが、競合他社に買い取られてしまうこと。
売主からすると、高い査定額を提示してきてくれたところに売るので、買い叩かれることが少なくなるのです。
車一括査定を使えば簡単に競争させられる
車一括査定とは、あなたの住所や車種情報を入れると、お近くの買取店が自動的にピックアップされて、複数の買取店に査定依頼が同時に行えるサービス
車一括査定を使えば、時間をかけず複数社による競合をさせることが可能。
ちなみに4社の査定額です。
— りーさん🐲 (@RO_HONE) April 24, 2023
名刺の裏に金額を書いてもらい、各社から別々に私が受け取って、せーので裏返して査定額を見ました笑
ビッグモーターが1番でしたが、後から減額するな、したら他で売ると念押ししました。 pic.twitter.com/RJvCFfJCcA
🚗のはようごさいます🚙
— 名倉│昭和式子育てオヤジ (@tana_car9) September 7, 2022
一括査定、3社同時に来てもらって入札形式と言うのを試してみた!
次の車を買うお店下取り査定してもらった額は110万だったので、下限を110万に設定して入札してもらった結果は…
131.4万🎉🥳この数字が出るとは意外だったけど、高ければ高い方がいい!#ネクステージ https://t.co/3wfewa43xz pic.twitter.com/3b8YlXPopb
ハリアー(1年8ヶ月、3.3万キロ)売却まとめ
— かっち (@kacchi25) August 22, 2022
一括査定価格が331万円(入札時+20万)
ディーラー下取りが220万
目安に使用したダイハツAI査定が278万
なお購入価格が諸税含めて313万、残債234万
車を売るなら
①ダイハツAI査定で相場把握
②MOTA一括査定で入札価格把握
③現車一括査定(3社)→名刺裏入札 pic.twitter.com/hQO0QAXHBn
約150万円で購入した平成26年初登録の中古車。4社を集めて入札した結果、めちゃくちゃな価格差。最低298000円、最高633000円。(なお事前のオートバックス査定は50万円)4万キロ以上走ったので、元は取ったと思う。あとは新車の到着を待つのみ。 pic.twitter.com/jellMQjF2I
— 軍手@C101新刊委託中! (@gunziotaku) December 7, 2021
もし少しでも高くお得になりたいのであれば、ぜひ利用することをオススメします。
一括査定のおすすめは「カーセンサー」
[st-kaiwa-1504]車一括査定が良いのは分かったけどどれを使えばいいのか分からない・・・[/st-kaiwa-1504]
[st-kaiwa-1512 r]ちょっと待ってね!車一括査定にもデメリットがあるよ。[/st-kaiwa-1512]
車一括査定は高く売れるサービスではありますが、デメリットもあります。それが買取業者からの電話ラッシュ。
買取業者との営業電話や交渉が苦手ではない人は、より多くの買取業者を比較できる「カーセンサー」がオススメです。
カーセンサーは連絡手段をメール要望にする機能や業者を絞りこめる機能できるので、ある程度の電話ラッシュは防ぐことができます。
メール要望機能
業者選択、絞り込み機能
また、どうしても買取業者の交渉が嫌、でも買取額を高くしたい人にはオークションもオススメです。
オークションはネット上で各社が入札をしていく仕組みのため、買取業者との交渉や営業電話は一切ありません。
オークションを運営しているサービス会社が仲介してくれます。
通常の車一括査定でも電話防止機能があり、オークション形式も選べる「カーセンサー」が一番オススメです。
一方でオークションは買取業者との交渉ができないため、車一括査定の比べると買取額が低くなる傾向があります。
電話ラッシュは嫌だけど買取業者との交渉がしたい人は「MOTA」がオススメです。
MOTAは、申し込むと最大20社が入札する仕組み。翌日の18時以降にWEB上で概算査定額が分かります。
その中の上位3社のみと交渉を行い実査定をして買取額を比較できるサービス。
各社も焦って電話をかけてくることがないため、車一括査定のような電話ラッシュを防ぐことができます。
また、複数社との交渉は面倒なのでどこか安心できる買取業者1社だけで良いという場合は、「カーセブン」がオススメです。
カーセブンの社長は、トラブルが多い中古車業界の健全化に向けて立ち上げた団体「JPUC」の代表理事を務めています。
実際にカーセブンは「再査定による減額」や「キャンセルによる違約金」はしないと公言しています。
オリコン顧客満足度調査を見ても、必ずTOP3に入っており、顧客からの評価も昔から継続して高いです。
安心かつ大手の買取業者に依頼したい場合は、「カーセブン」がオススメです。
車一括査定のオススメについては下記記事で詳しく解説しています。
まとめ
- JAAIの査定基準にもワンオーナーの評価は特に書かれていない
- 実際のところは、ワンオーナーは査定額に加味されている
- 査定額に大きく左右するのは「競合」
- カンタンに買取業者を競争させる車一括査定「カーセンサー」を使うと高く売れやすい