「事故に遭って車がボロボロ」
「ぶつけて破損してしまった」
車は公道を走る以上、事故による衝突や破損を完全に避けることができません。
一口に事故での破損と言っても、少し擦ってしまったような軽いものから、いわゆる全損と言われる大きな破損までさまざま。
そして、多くの人が事故車を処分する時「無料で引き取ってもらうのが当たり前」と思っていますが、大きな間違いです。
今回の記事では、事故車買取専門店や、高く売るための方法について詳しく解説していきます。
事故車だからと諦めることはありません。必ず売れます。
この記事を参考にすれば、あなたの事故車がさらに高く売れること間違い無し。
もし事故車を売るべきか修理するべきか迷っている方は下記記事をご確認ください。
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車は買取業者が競い合うことでどんどん査定額が上がります。
車一括査定を使うと、あなたの売却予定の車に得意な買取業者が複数社見つかります。
買取業者同士が競い合うため、特に交渉せずとも最高額がチェックできます。
※必ずしも売る必要はありません。相場をチェックするだけOKです。
事故車の値段が付く3つの理由
多くの方が事故車は「売れない」「価値がない」と判断しがち。
ただし、冒頭でもお伝えしたように事故車は値段がついて売れるのです。
事故車が値段がついて売れる理由は3つあります。
- 【事故:小】修理して中古車として再販・海外輸出するから
- 【事故:中】パーツとして買取をするから
- 【事故:大】鉄スクラップにするから
理由①【事故:小】修理して中古車として再販・海外輸出するから
事故の度合いが軽い場合は、修理して中古車として再販が期待できるため。
例えば、全国の中古車を探すことができる「カーセンサー」を見てみると、707台の修復歴ありのプリウスが売られていました。(※2025年1月現在)
このようにまだまだ走れる車であれば、修理して中古車として再販できるため、値段が付いて売れるのです。
海外ではさらに高く売れる可能性あり
さらに中古車として価値が出る可能性が高いのが海外での販売です。
海外では日本車は品質が良いと評判で人気が高いのです。
下記は一般社団法人 日本自動車工業会で発表されている「統計・資料」のデータから抜粋しました。
2020年はコロナウィルスによる輸出抑制、またリーマンショック前の2008年がピークになるものの、安定して400万台程度が毎年輸出されているのが分かります。
しかも海外では古くて走行距離が多い車ほど良いという評価を受けたりもします。
日本では修理しても中古車として再販が難しくても、海外では中古車として再販が可能なことが十分あるのです。
理由②【事故:中】パーツとして買取をするから
車にはボディ・タイヤ・カーナビなど様々な部品で構成されています。
ボコボコで修理費用が高い事故車の場合は、中古車として売っても利益が取れなくなります。
ただ、走る車として価値はなかったとしても、部品として価値が付く場合があります。
例えば、下記のように左側ドアボディーをぶつけて凹んでいる車があるとします。
おそらく修理をすると10万以上は掛かります。
もし、あなたがもしこれと同じ車を持っていて、傷や凹みがなければ、このパーツのこの人を売ることが可能。
つまりパーツとして需要があり、値段が付いて売れることはよくあることなのです。
理由③【事故:大】鉄スクラップにするから
車の半分は鉄でできています。
ボコボコで修理ができない、パーツとしても価値がない車でもあっても鉄として価値があります。
実際に鉄スクラップの相場は、一般社団法人日本鉄リサイクル工業会で毎月発表されています。
車種によって違いはありますが、車に使われている鉄の重量は、車両重量のおよそ半分。
一般的な普通車の車両重量は1.5トン、軽自動車が0.8トンです。
普通車の場合
- 鉄の量:1.5トン÷2=0.75トン
- 鉄スクラップ料:0.75トン×1.6万円~2.4万円≒1.2万円~1.8万円
軽自動車の場合
- 軽自動車の鉄の量:0.8トン÷2=0.4トン
- 鉄スクラップ料:0.4トン×1.6万円~2.4万円≒0.6万円~1.3万円
鉄のスクラップ相場は下記記事でさらに詳しく解説しています
事故車はどこに買取してもらえばいい?
事故車が値段がついて売れるのは前述した通り。
では、どこに買取してもらえば値段が付いて売れるのでしょうか?
事故車を買取してもらえる業者は主に3つ
事故車を買取してもらう業者は大きく3つあります。
- 車買取業者
- 廃車専門業者
- 事故車専門業者
実際は、廃車専門業者と事故車専門業者は一緒であることから、本記事では車買取業者と廃車・事故車専門業者として説明します。
そして、各買取業者は何も重視して査定額を決めているのかが少し異なります。
下記表では、車買取業者と廃車・事故車買取専門業差が車の何を重視しているのかを表現しました。
査定ポイント | 中古車買取専門店 | 事故車・廃車買取専門店 |
---|---|---|
年式・走行距離 | ○ | × |
ボディカラー | ○ | × |
市場の人気 | ○ | × |
希少性 | △ | △ |
装備品 | △ | ○ |
海外での需要 | △ | ○ |
修理にかかる費用 | △ | ○ |
車体重量 | × | ○ |
エンジン型式 | × | ○ |
キズや凹みなど軽い事故の場合
- 車買取専門業者 → 廃車・事故車専門業者
大きな傷は凹みはあるが、エンジンなどは無事な事故の場合
- 車買取専門業者 → 廃車・事故車専門業者
エンジンが掛からないなど大きな事故の場合
- 廃車・事故車専門業者
カーセンサーで買取業者・廃車事故車専門業者に複数依頼する
事故によって、高く買い取ってくれる業者は異なります。
ただ、事故にも様々なため、自分の車の事故がどれぐらいで、どこの買取業者が一番高く買い取ってくれるのか判断は難しいもの。
そこでオススメなのが、複数の業者を一気に探せて依頼ができる車一括査定と呼ばれるサービスです。
車一括査定とは、あなたの住所や車種情報を入れると、お近くの買取店が自動的にピックアップされて、複数の買取店に査定依頼が同時に行えるサービス
車一括査定を使えば、海外に強い買取業者だけではなく、パーツ買取に強い業者や鉄スクラップをする廃車・事故車専門業者など同時に多数依頼することが可能。
各一括査定の参加業者数
- カーセンサー:700社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー:300社以上
- ナビクル:100社以上
もしカーセンサーを利用しても買取業者が見つからない場合は、次の紹介する「ハイシャル」がオススメです。
廃車・事故車専門業者のハイシャル
万が一の事故や、もう価値がないと諦めていた車の買取時で、頼りになる事故車専門業者はいくつか存在。
中でもオススメなのが「ハイシャル」です。
ハイシャルの3つの特徴
ハイシャルが特にオススメな理由は、以下の3つの特徴があるから。
- どんな車でも0円以上の買取保証
- 廃車に関わる全ての費用が無料
- PC、電話と365日年中無休で対応
0円以上の買取保証
ハイシャルでは、全国1,000社以上の専門協力業者の中から、もっとも高く売れる販路で販売することで、0円以上の買取を実現しています。
年式が古く、距離が走っている車の場合には、海外輸出を得意とする業者へ、破損が大きいケースでは、リサイクル部品として。
さらに、まだ中古車として再販できる車は、高く買取ってくれる中古車販売店に転売。
各専門業者のニーズに合わせることで、その車の価値を最大限に引き出しているのです。
廃車に関わる全ての費用が無料
全国1,000社以上の専門協力業者と提携しているハイシャルでは、レッカー代や搬送料が無料。
さらに、書類手続きを行うスタッフを内製化することで、余分なコストをカット。
陸運局での廃車の申請はもちろん、車検証の紛失や遺産関係などの特殊な案件でも、追加費用が掛かることはありません。
PC、電話と365日年中無休で対応
ハイシャルでは、365日年中無休で専門家に相談ができます。
廃車という取引は、生涯のうちでそう何度も経験することではありません。
さまざまな方法でサポートを受けることができるのは、心強いサービスと言えるでしょう。
保険屋さんの紹介の買取業者はダメ?
事故を起こした時、加入している自動車保険の保険屋さんに電話して愛車の処理を任せてしまう人がいます。
しかし、保険屋さんの紹介された買取業者に任せることはあまりオススメすることはできません。
その理由は、保険屋さんはあくまでも処理業者を紹介してくれるだけだから。
つまり高く買い取ってくれる業者ではないのです。
前述したように事故車であっても、しっかり対応すれば値段がついて売れます。
まとめ
【コラム】買取査定するときに事故車の見逃しはある?
車の買取査定を行うのは、車査定のプロである査定士が行います。
ただし、猿も木から落ちるというように、100%事故車かどうかを見抜けるとは限りません。
では、過去に大きな修理を行った車であっても、査定で指摘されなければラッキーなのかと言うと、その答えはNO。
理由は売主には「瑕疵担保責任」があるからです。
修復レベルの大小に関わらず、過去に修理を行った内容は、すべて買手である買取店に伝えなければなりません。
万が一、故意に修復歴を隠していたと認定されると、無条件に解約や損害賠償の要求に応えなければならない恐れもあります。
「関係ないかな?」と思える内容であっても、修理や事故の内容はきちんと伝えるようにしましょう。
このように、売った車についての責任を負わなければならないのが「瑕疵担保責任」。
上記では、「過去に修理を行った内容は、すべて買手である買取店に伝える」と言いましたが、実は、瑕疵担保責任には故意、過失の区別がありません。
しかし、新車で購入した車ならまだしも、中古車で購入した車の場合、その車のオーナーであっても、購入する前の状況は分かりません。
さらに、車査定のプロである査定士に査定してもらっている以上、後から欠陥に気が付いたと言われても、素直に納得することはできないでしょう。
瑕疵担保責任に関連するトラブルを避けるためには、複数の業者から査定を受け、査定見積の内容をよく確認することが必要。
その上で、過去の修復歴や事故歴がある場合は、その内容をすべて伝えておくことで、損害賠償などを請求されることを極力防ぐことができます。
瑕疵担保責任については下記記事で詳しく解説しています。
車査定の嘘については下記記事で詳しく解説しています。