【2024年最新】車の税金は13年・18年を超えると上がる!トータルで考えると買い替えた方が得?

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車の税金は13年経過すると上がる!トータルで見ると買い替えた方が得?

車は様々な税金が課せられているのをご存知でしょうか?

車にまつわる税金

  • 自動車税(1年に1回)、ガソリン税
  • 車購入時:自動車取得税(2019年10月の増税の伴い廃止)、自動車税環境性能割(環境性能割:2019年10月の増税に伴い新設)、消費税
  • 車検時:自動車重量税(新車購入から3年、以降2年に1回)

    さらに古い車には、自動車税や自動車重量税がさらに高くなるのです。

    そこで今回の記事では、古い車の定義や具体的にどの税金がどれぐらい上がるのかについて解説していきます。

    目次

    古い車だと自動車税・自動車重量税が増税(重課)される

    古い車だと自動車税や重量税が上がる

    車によって掛かってくる税金は異なります。

    代表的なのが自動車税は排気量によって、自動車重量税は重量により税額が異なります。

    実はこの「自動車税」「自動車重量税」は古い車になると増税(重課)になるのです。

    「古い車」はしっかりと定義があります。それは「初回登録してから13年超=古い車」

    初年登録というのは車検証の「初年度登録年月」を見ればわかります。

    車検証の初年度登録年月

    では、13年を超えた車は具体的にいくら増税されるのでしょうか?

    13年超えの自動車税と自動車重量税

    自動車税(年額)

    車の区分 総排気量 新規等登録から
    13年未満
    新規登録から
    13年超え(※)
    軽自動車 660cc 10,800円 12,900円
    普通自動車
    (ガソリン車・LPガス車)
    1,000cc以下 29,500円 約33,900円
    1,000~1,500cc以下 34,500円 約39,600円
    1,500~2,000cc以下 39,500円 約45,400円
    2,000~2,500cc以下 45,000円 約51,700円
    2,500~3,500cc以下 51,000円 約58,600円
    3,000~3,500cc以下 58,000円 約66,700円
    3,500~4,000cc以下 66,500円 約76,400円
    4,000~4,500cc以下 76,500円 約87,900円
    4,500~6,000cc以下 88,000円 約101,200円
    6,000cc以上 111,000円 約127,600円

    ※新規登録から13年を超え車の税額は13年未満の税額に15%プラスした概算

    総排気量は車検証の「総排気量又は定格出力」を見ればわかります。

    車検証の総排気量

    自動車税は13年超の車に対して一律15%の重課をすることが決まっています。

    また、環境負荷の小さいハイブリッド車(トヨタのアクアなど)は、13年を超えても増税されません。

    逆にディーゼル自動車の場合は、11年を超えると15%プラスされます。

    自動車重量税(2年ごと)

    車両重量 2年(車検実施時)
    エコカー減免適用 エコカー減免無し
    エコカー
    (本則税率)
    エコカー以外
    免税 13年未満 13年経過 18年経過
    ~500kg以下 0 5,000 8,200 11,400 12,600
    ~1,000kg以下 0 10,000 16,400 22,800 25,200
    ~1,500kg以下 0 15,000 24,600 34,200 37,800
    ~2,000kg以下 0 20,000 32,800 45,600 50,400
    ~2,500kg以下 0 25,000 41,000 57,000 63,000
    ~3,000kg以下 0 30,000 49,200 68,400 75,600

    車両重量は車検証の「車両重量」を見ればわかります。

    車検証の車両重量

    この表をご覧になると分かりますが、自動車重量税の場合は、0.5tあたりの金額が決まっているため、税額の計算がしやすいのが特徴。

    また、18年を超えるとさらに増税されています。

    最大で4割近く上昇することから決して無視できる増税ではありません。

    増税(重課)の計算例(トヨタ ノア)

    税金計算に当たっての条件

    • 車両は初回登録後13年が経過したトヨタ ノア
    • 排気量は1,998cc
    • 車両総重量は1,920kg

    増税(重課)額

    • 自動車税の上がり幅:39,500円→45,400円 +5,900円/年
    • 自動車重量税の上がり幅:32,800円→45,600円 +12,800円/2年

      上昇分を1年分として計算すると、5,400円+12,800円/2=11,800円となります。

      そして12ヶ月で割ると毎月1,000円以上も余分にお金が取られてしまうのです。

      また、車には自動車税や自動車重量税以外の税金もかかります。

      車の税金の種類については下記記事で詳しく解説しています。

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      どうして税金が上がるの?

      【補足】どうしても税金が上がるようになっているのか

      消費税が増税された時にも理由があったように、自動車税や重量税が経年による増税を課せられるにはわけがあります。

      それは「環境に負荷の少ない車への乗り換え促進」のため。

      カー君
      世界でこれだけ環境問題言われているから、仕方ない部分でもあるよね。

      例えば自動車税では「自動車のグリーン化特例」という制度もあります。

      「環境負荷の小さい燃費の優れた車には軽課し、逆に環境負荷の大きい古い車については重課する」といっています。

      そのため大義名分としては「環境のために!」ということなのです。

      日本は自動車産業で支えているという見方も

      しかし考え方を変えてみると、異なる見方ができます。

      日本経済を支える筆頭は自動車産業ですが、いまだに右肩上がりではあるものの日本市場の伸びは非常に緩やかになっています。

      そのため税収などの利権問題から、国内で車が売れるように「国が」仕向けなければならないのです。

      その結果として古い車を重課することで消費者に今乗っている車の手放しを促進し、逆にエコカー減税や補助金などを導入して購入を促しているのでしょう。

      まさに国を挙げての自動車買い替え促進かもしれませんね。

      税金上がる前に買い替えた方が得なのか

      税金上がる前に買い替えた方が得なのか

      13年を超えると税金が上がるのは見てきた通り。

      そのため、13年目の車検前に乗り換えを検討する人が非常に多いのです。

      経年による車の故障の度合い (参考:国土交通省データ)

      下記は国土交通省がH30年に初年度登録年別の不具合情報をまとめたものです。

      初度登録年別不具合情報割合

      ※出典:平成 30 年度の自動車不具合情報の統計結果について

      こちらのデータは、国土交通省の自動車不具合情報ホットラインに寄せられた情報をまとめてデータ化したもの。

      やはり走行距離の多いものや年式の古いものに関して不具合情報件数が多くなっている傾向にあります。

      しかし走行距離10万km以上、平成16年以前の車に関しては、現在も国内で乗っている絶対数が少ないためかデータ数が不足しており、判断が難しいのが現状。

      ただし平成16年式までの不具合発生件数を見ていくと予想通り右肩上がりになっているため、平成16年以前の車に関しても同様の傾向があるでしょう。

      また不具合装置別に見ていくと原動機や動力伝達装置など、車の使用に関わる最重要装置が経年と共に上昇。

      装置別不具合情報割合

      ※出典:平成 30 年度の自動車不具合情報の統計結果について

      古い車=走行に支障をきたす、重要な装置に不具合が発生する可能性が非常に高い」という方程式を作ることが可能です。

      原動機や動力伝達装置は、何十万円もかかる高額修理の可能性が高い装置。

      経年によるコスト増は税金よりも高くなると予想できるでしょう。

      また、走行中に故障率の高くなった重要な装置に不具合が起きた際、最悪の場合死にいたる大きな事故に繋がってしまうため、古い車に乗るということは非常に大きなリスクがつくと思って良いでしょう。

      13年を経過しようとしているのであれば買い替えがオススメ

      あなたの車がもし初度登録後13年を経過しようとしているのであれば、買い替えがオススメです。

      理由は下記3つ。

      13年超えの車は買い替えたほうが良い3つの理由

      1. 自動車税、重量税によるコスト増
      2. 予防整備にかかるコスト増
      3. 13年を超えると価値が一気に落ちるから

        理由①自動車税、重量税によるコスト増

        先程試算したトヨタ ノアの場合は年間で12,000円程度のコスト増でした。

        しかし13年経過後、数年間乗るとすれば数万円のコストとなるため見逃せないでしょう。

        車買い替え時の税金については、下記の記事に詳しく解説しています。

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        理由②予防整備にかかるコスト増

        初度登録から13年を超えた車は先程のデータでも証明されたように、車における超重要部品の故障率が格段に上がります。

        特に原動機や動力伝達装置は、熟練の技術と高額部品が必要である場合がほとんどであるため、必然的に数十万円するような高額修理になってしまう可能性が高いのです。

        将来的に数十万円かかる可能性が高いのであれば、安心・安全の新車に買い替えることがオススメです。

        理由③13年を超えると一気に価値が落ちるから

        初度登録から13年を超えた車は、維持費が上がることから車の価値も一気に下がります。

        13年を超えていなければ、まだ数万~数十万で売れる可能性は十分に残っています。

        古い車の高価買取方法については、下記の記事に詳しく説明しております。

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        また、そのまま乗るか、乗りつぶすかの判断については下記記事で詳しく解説しています。

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        まとめ

        • 諸費用と呼ばれるもののうち、重課されるのは自動車税と重量税
        • 重課の基準は「初度登録から13年を超えているか」
        • 初度登録から13年を経過しようとしている車は、不具合件数のデータから買い替えた方が良い
        • 初度登録から13年超えた車は高く売れない可能性がある
          目次