はじめにお伝えしておくと、車を売るのはカンタンではありません。
契約の締結や書類のやり取り、査定前にしておくことなど、気をつける点が多数あります。
車を売るときに迷わないように、この記事には車売る流れと重要なポイントが全て書かれています。
- これから車を売るけど流れを知っておきたい
- 車を売る中で気をつけるべきポイントを知っておきたい
- 車を売るための知識をカンタンに身に着けておきたい
この記事は、そんな疑問や要望にお応えしています。
まずは車を売る6ステップをカンタンに紹介。その上で、各ステップごとに詳細を解説。
気をつけるべきポイントや、大事なことは全て分かりやすく解説しています。
そのためこの記事さえ読めば、車を売るための知識がしっかり身につき、車を売る際に慌てることがなくなります。
どの方法なら車が高く売れるかも扱っているので、読まずに車を売るより確実にスムーズかつ高値で車を手放すことができるでしょう。
車売る流れは大きく6ステップ
車を売るのは1日では終わりません。
書類の用意なども含めたら、1週間程度はかかると思って良いでしょう。
そこで、この記事では車売る流れをわかりやすく解説します
まずは全体の流れをカンタンに紹介します。
車を売る流れ6ステップ
- 車を本当に売るのか決める
- 車を売る方法を決める
- 車買取業者を決めて査定依頼する
- 実査定をしてもらい満足したら売買契約を締結
- 売買契約の締結と必要書類を準備
- 入金
ステップ1.車を本当に売るのか決める
当たり前の話ですが、車を売るのはよく考えてからにしましょう。
車を売るのは資産の売買になるため、契約が発生します。
つまり、契約後にキャンセルをすると相応のペナルティが発生してしまう可能性があるのです。
タイミング | キャンセルの可否 | キャンセル料 | |
---|---|---|---|
査定を受ける前 | 可能 | 無料 | |
査定を受け 売買契約の締結前 |
可能 | 無料 | |
査定を受け 売買契約の締結後 |
ケース1 車や車両を引き渡していない |
可能 | 有料のケースあり ※業者による |
ケース2 車や書類を引き渡している |
不可 | 有料のケースあり ※業者による |
|
ケース3 次の買い手が決まっている |
不可 | 有料のケースあり ※業者による |
|
ケース4 オークションに出品している |
不可 | ||
ケース5 陸送している |
不可 |
一般的には、売買契約を締結した後はキャンセルができない、またはキャンセルしても有料となるケースがほとんど。
費用は数万円程度ですが、車買取業者によっては高額なキャンセルペナルティーを請求してくるケースが報告されています。
キャンセル料を請求されたり、無用なトラブルに巻き込まれたくない場合、カンタンに売買契約を締結しないことが一番です。
そのため、まずは本当に車を売るのかどうかをしっかり考えましょう。
ステップ2.車を売る方法を決める
確実に車を売るとなったら、ようやくスタートラインに立ったと言えます。
そこでまず考えるのが「車をどんな方法で売るか」ということ。
車売る方法は、主に以下の5つです。
車を売る5つの方法
- 車下取り
- 車買取(1社査定)
- 車買取(車一括査定)
- オークション代行
- 個人売買
方法1.車下取り
車下取りは、いわゆる自動車ディーラーに査定をしてもらうこと。
何といってもディーラーという安心感です。
さらに新車納車時にディーラーに下取り車を渡して、そのまま新車に入れ替えできるので手続きも非常に楽。
ただし、デメリットもあります。それは買取業者に比べるとどうしても売却額が安くなること。
実際にTwitterを見ても、差は歴然です。
ディーラーで売るより、一括査定出す方が高く売れるで!
— クーリッジ@こーたろー (@kuriji321) May 2, 2022
車の買取ネット一括査定って初めて使ったけど、何社も一度に電話がかかって来たのは予想通りとして、訪問査定時間を何社か被らせないと自分の時間がもったいないと思った。結局地元で口コミ評価の高い店に行って売ることにした。ディーラーはやっぱり安いね、、
— K@CX-30 (@k_pleyel) February 16, 2020
結局1番高い査定で135万付いたよ
— Zel® (@zel_life2000) March 14, 2020
ディーラー査定は90万だったから45万も差額が…
みんな乗り換える時は面倒くさがってディーラーにした取らせたらダメだよ(笑)
というのも車下取りをするディーラーは主な業務が新車販売なのですが、新車販売にはメーカーからのノルマが関係しています。
そのため必死に新車販売をしており、車下取りについては「ついで」のようなケースが多いのです。
つまり車下取りについては力を入れていないのが実情で、査定額がどうしても安くなりがち。
方法2.車買取(1社査定)
車買取業者はその名の通り、中古車の買取をメインにしています。
そのため車下取りよりも高く買い取ってもらえる可能性が高いのが最大の特徴です。
ただし、中古車にはハッキリした値段が存在しないため、1社査定だと足元を見られてしまう可能性があります。
実際にTwitterの口コミを見ても大きく査定額に差が出ているのが分かります。
車の買取査定した結果
— crown10th (@crown10th) May 22, 2022
上から査定順
ビッグモーター 40万
カーチス 45万
ネクステージ 40万
ラビット 50万
オートバックス 40万
アップル 35万
カーセブン 26万
ユーカーパック(オークション形式) 29万
【今回の買取例】
— 工場長 シゲさん【改良型NX納車待ち】 (@aiko15junky) January 10, 2023
某Tディーラー:230万円(買ったところ)
ビッグモーター:245万円(少し高い)
ネクステージ:250万円(ちょっと上乗せ)
某Lディーラー:270万円(下取りとして)
ラビットさん:272万円(素晴らしい)
義父の車を売却するため、四社の中古車買取業者に同時間に査定に来てもらいました。
— 岡 洋介 / Snapmart CEO (@yosukeoka) January 6, 2019
結果を名刺に書いて頂き、一番高い所に売却。結果は
カーセブン:87.5万
ビッグモーター:72.5万
ラビット:72.3万
アップル:66万
日産ディーラー:55万
こんなに差が出るのか。。。
同時刻一斉査定&入札お薦めです。 pic.twitter.com/rqaZRTBWsl
車の買取価格は1台ごと異なります。
走行距離やキズの有無、装着オプションによっても変わってくるため、ハッキリした値段がありません。
車買取業者はそれを利用して、実際の値段よりも安い買取価格を提示します。
1社査定だけだと「そんなものか」と思ってしまい、そのまま売却してしまう可能性があるのです。
方法3.車買取(一括査定)
車買取業者に査定を依頼するにしても、複数社に査定をしてもらうのが最もオススメの方法です。
理由は、複数社に競わせることで正確な値段が分かり、適正価格で車を売ることができるから。
1社だけだと不透明な査定価格でも、2〜3社が同じような価格を提示してきたら、それが相場価格と分かります。
後は各社と交渉すれば、最高価格で車を売ることが可能です。
査定する車買取業者も、ライバル企業がいると足元を見るわけにはいきません。
車一括査定を使うとカンタンに複数社に比較できる
1社ずつ査定の依頼をすると時間もかかって面倒ですが、車一括査定を使えばそれが一回でできてしまいます。
車一括査定とは、あなたの住所や車種情報を入れると、お近くの買取店が自動的にピックアップされて、複数の買取店に査定依頼が同時に行えるサービス
その上、車一括査定経由で申し込んでいることが車買取業者にもわかるので、ライバルがいることをその時点でアピールできます。
実際に車一括査定を使って高く売った人がたくさんいます。
ちなみに4社の査定額です。
— りーさん🐲 (@RO_HONE) April 24, 2023
名刺の裏に金額を書いてもらい、各社から別々に私が受け取って、せーので裏返して査定額を見ました笑
ビッグモーターが1番でしたが、後から減額するな、したら他で売ると念押ししました。 pic.twitter.com/RJvCFfJCcA
🚗のはようごさいます🚙
— 名倉│昭和式子育てオヤジ (@tana_car9) September 7, 2022
一括査定、3社同時に来てもらって入札形式と言うのを試してみた!
次の車を買うお店下取り査定してもらった額は110万だったので、下限を110万に設定して入札してもらった結果は…
131.4万🎉🥳この数字が出るとは意外だったけど、高ければ高い方がいい!#ネクステージ https://t.co/3wfewa43xz pic.twitter.com/3b8YlXPopb
ハリアー(1年8ヶ月、3.3万キロ)売却まとめ
— かっち (@kacchi25) August 22, 2022
一括査定価格が331万円(入札時+20万)
ディーラー下取りが220万
目安に使用したダイハツAI査定が278万
なお購入価格が諸税含めて313万、残債234万
車を売るなら
①ダイハツAI査定で相場把握
②MOTA一括査定で入札価格把握
③現車一括査定(3社)→名刺裏入札 pic.twitter.com/hQO0QAXHBn
約150万円で購入した平成26年初登録の中古車。4社を集めて入札した結果、めちゃくちゃな価格差。最低298000円、最高633000円。(なお事前のオートバックス査定は50万円)4万キロ以上走ったので、元は取ったと思う。あとは新車の到着を待つのみ。 pic.twitter.com/jellMQjF2I
— 軍手@C101新刊委託中! (@gunziotaku) December 7, 2021
車一括査定については下記記事で詳しく解説しています。
方法4.業者オークション
オークション代行については、正直なところオススメできません。
理由は、自分で色々と手続きをしないといけないから。
例えば車を売却すると言っても、陸送や書類の準備、名義変更の手続きなども自力でしなければならないことがあります。
もちろん、それらも代行してもらえる代行業者もあるにはありますが、そこで手数料が取られてしまいます。
そう考えると手数料が積み重なるため、車買取業者に売却した場合と売却金額は変わらなくなってきます。
そのため筆者としては中古車売買に熟知している人以外が、むやみに利用するのはリスクが高すぎるため、オススメはできません。
方法5.個人売買
個人売買は「自由な値段で売買が可能」といえるため、最も高く売れる可能性を秘めているということはできます。
しかしオークション代行よりもキケンで、手続きの不備などがあると売れません。
それだけではなく、売却後に入金されない、いちゃもんを付けられるなどもトラブルが多いのも事実。
エスティマを個人売買したら途中から支払いブッチして逃げてるらしいです。
— 三児のパパ なべさん ® (@8000_17crown) May 20, 2019
4枚目の車で取りに来たみたいです。
拡散希望 pic.twitter.com/BxOlEP9Tgv
拡散希望。個人売買で売ったホンダのエリシオンと言う車の現金を支払ってもらえずに逃げられて困ってます。もし街で見かけたら連絡もらえれば助かります。皆さんのお力をお借りしたいです。車のナンバープレートも
— あきひろ (@amiluvkaede1) January 30, 2020
載せて置きます。よろしくお願いします。 #拡散希望 pic.twitter.com/Uc1dYJHiy2
車の個人売買はリスクが高すぎるため、オススメできません。
ただし、親や家族、親族など絶対の信頼がある人であれば、話は別です。
名義変更や書類などは自分で行う必要があります。
これが、車を売る5つの方法です。
車を売る方法 | 手間 | 安心・トラブル | 売却金額 | 総合点 |
---|---|---|---|---|
車下取り | 11 | |||
車買取業者1社 | 10 | |||
車一括査定 (車買取業者複数→1社に絞る) |
11.5 | |||
オークション代行 (業者オークション) |
8 | |||
個人売買(他人) | 7 | |||
個人売買(親・兄弟など) | 12 |
一番のオススメは車一括査定を使って複数社に査定依頼をして、車買取業者に売るというもの。
次章では、依頼する車買取業者を選ぶ方法を紹介します。
ステップ3.車買取業者を決めて査定依頼する
車を売る方法が決まったら、次にすべきは「車買取業者を決める」こと。
残念なことに、車買取業者はあまりいい噂を聞かない会社も存在します。
車買取業者はテレビCMをやっているから安心とは言い切れません。
事実、積極的にテレビCMを放送しているビッグモーターは、ネット上では悪評が目立ちます。
そのため、「CMや広告をよく見かけるから安心」といって安易に申し込みをすると後悔する可能性があるのです。
そこで、実際の評判を調べてから車買取業者を選ぶことをオススメします。
評判がいい車買取業者
車買取業者を選ぶときに見るべきサイト2つ
- オリコン顧客満足度ランキング
- Twitterや各種SNS
オリコンでは、実際に車買取業者を利用した人にアンケートを取り、ランキング形式で各買取業者の評判を掲載。
ランキング | 年度 | 2024 |
---|---|---|
1位 | オートバックスカーズ | 77.5 |
2位 | アップル | 76.5 |
3位 | カーセブン | 76.1 |
4位 | ユーポス | 75.8 |
5位 | ラビット | 75.7 |
6位 | ホンダ販売店 | 75.1 |
7位 | トヨタ販売店 トヨタのクルマ買取(※旧T-UP) |
74.7 |
8位 | ダイハツ販売店 | 74.2 |
9位 | 日産販売店 | 74.0 |
10位 | ネクステージ | 73.6 |
11位 | スズキ販売店 | 73.2 |
12位 | カーチス | 73.0 |
13位 | ガリバー | 72.4 |
14位 | ティーバイティーガレージ | 70.9 |
非常に信ぴょう性の高い情報を掲載しています。
Twitterは、個人が自由に発言できる場ということもあり、顧客のよりリアルな口コミを確認することができます。
ただし、良かった経験よりも悪かった経験の方が投稿されやすい性質があるので、全て鵜呑みにするのはオススメしません。
車売るのでついでに比較検証してみました☆
・ガリバー
・アップル
・ラビット
・カーチス
4社に査定してもらった結果
・アップル&カーチスが高価買取で7万5千円つけてくれました!
・カーチスは上記ほどの値段にはいけないとのこと
・ガリバーに関しては0円とか言い出して論外!二度と利用しない— Re (@matsusoramama) April 6, 2020
やっぱりガリバーは糞だったよ(笑)
修復歴無いのに修復歴ありにされるし、コロナもあって早く済ませたいのに長々とガリバーのメリットとかPCで説明されるし(興味無い)、散々待たされた挙句査定「1万円」(爆笑)ふざけるなwww
店員もマスクはしないし足組みながら接客するし安定のガリバーだったwww— 納車待ちのこーたんと。( ◉ ω ◉)✌️ (@kotanto_27) April 30, 2020
ビッグモーターは正直言ってクソですよ()
アイシス売る時も1回行ったけど65万って言われた()
とある所は100万って言ってたよ?って伝えたらいや、無理ですねって一点張りしたけ二度と行かないわ😇— RAIMU🇨🇳武漢JDM🇨🇳 (@Quattro_USDM) March 22, 2020
この他にも買取業者や車一括査定の運営会社が口コミを掲載しておりますが、これはあまり信用しないようにしてください。
自社に都合のいい口コミしか載せていない可能性があります。
評判がいい人気のおすすめ買取業者は下記の通りです。
[買取店ランキング]
ステップ4.実査定をしてもらい満足したら売買契約を締結
査定の依頼をしたら車買取業者から電話が来るので、そこで査定日を決めます。
その日に備えて、以下の3つを行っておくと査定がスムーズに進むでしょう。
査定前にしておくべきこと3つ
- 相場の確認
- 洗車
- 内装の掃除
査定をしてもらう前には、必ず自分の車の相場を確認しておきましょう。
相場の確認はカンタンで、自分の乗ってい車と同車種、同条件で中古車検索を行うだけ。
「カーセンサー」「グーネット中古車」などを見れば、見つかるでしょう。
自分の車と似た状態の車がいくらで販売されているかを見れば、大体いくら位で買い取られるのか予想ができます。
また、メールアドレスは必要ですが、グーネット買取であればそこそこ精度の高い買取相場が分かります。
その後は洗車を行い、内装のクリーニングもしておきましょう。
汚れている車はキズの確認が難しく、正確な査定ができないと言われています。
内装も同じ理由で、使わない荷物などは下ろしておくと良いでしょう。
また、純正から変更しているパーツなどがあれば、できるだけ純正に戻しておくことや整備記録簿もあれば準備しておきましょう。
【査定日当日】査定でチェックされるポイント
査定前の準備が終わったら、万全の体制で査定日を待ちます。
査定の当日は、車のこんなポイントをチェックされるので覚えておきましょう。
査定でチェックされるポイント
項目 | 内容 | チェックするポイント | 対策 |
---|---|---|---|
1.カーチェックシートの欄外 | 車のクラスなどを記入 | 車種 ハンドルの位置 輸入車かどうか |
なし |
2.仕様の欄 | 車の仕様を記入 | ドア数 トランスミッションの方式 |
なし |
3.転記の欄 | 車検証の情報を記入 | 車検証 自賠責保険証明書 リサイクル券 定期点検記録簿 |
事前に書類を用意する |
4.車両図の欄 | 外装の傷などの情報を記入 | ボディのキズ、凹み、汚れ エアロパーツの有無 ドアの開閉 アンテナ 窓のヒビや割れ ルーフの凹み ライトのヒビや割れ |
落とせる汚れは洗車で落とす |
5.重点項目チェックの欄 | 走行距離などの情報を記入 | 走行距離 | なし |
6.内装シート図の欄 | 内装の汚れなどを記入 | 室内の汚れ、匂い 喫煙歴 ペット同乗歴 シートの状態 ハンドルの状態 スペアタイヤの有無 ヘッドレストの有無 カーナビ オーディオ |
落とせる汚れはクリーニングし綺麗にしておく |
7.車両本体の欄 | 走行に支障がないかを記入 | エンジンの異音 オイル漏れ 足回りの状態 電装品の作動 バッテリー残量 |
事前に自分で確認しておく |
8.タイヤ・ホイールの欄 | タイヤの情報を記入 | タイヤの溝 ホイールのキズ |
なし |
9.商品価値の欄 | 走行距離、修復歴の有無を記入 | 走行距離 修復歴 改造歴 |
もとに戻せるカスタムは純正に戻す |
10.装備品の欄 | 車両の装備品を記入 | スペアキーの有無 純正装備の動作確認 純正部品の有無 |
事前に用意しておく |
11.価格計算の欄 | 査定結果を記入 |
査定は基準に沿ってカーチェックシートに点数を記入していきます。(※買取業者によりシート内容は多少異なります。)
※出典:JAAI「査定の方法」より
点数は車の状態によって細かく決めらていて、最後に総合点を算出。
その総合点を、車種別に設定されている基本点数と合わせて査定価格が決定します。
査定のチェックポイントの詳細と、どんなときにプラス査定になるのかというのは、以下の記事で詳しく解説しています。
出張査定は無料で対応してもらえる
車査定を受けるなら、店舗査定より出張査定がオススメ。
出てくる結果は同じな上、出張査定は無料で受けられます。
さらに、自宅で査定を受けられるので落ち着いて交渉もできるというメリットもあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
出張査定 | 店舗に行かなくていい 自宅なので落ち着いて交渉できる 車検切れの車も売れる |
出張査定に対応してくれない場合がある ※不人気の車や古い車の場合 なかなか帰ってくれない査定業者がいる |
店舗の持ち込み査定 | 基本的にすぐ査定を受けられる | 持ち運ぶ手間がかかる 待たされる可能性がある 相手のペースに飲み込まれやすい ※売るまで帰らせてくれない場合がある |
この情報さえ理解していれば、査定当日は相場通りの査定価格を出すことが可能。
査定結果に満足したら、売買契約を締結しましょう。
ステップ5.売買契約の締結と必要書類を準備
車を売ることになったら売買契約を締結することになります。
売買契約をする際は、最低限として下記6つはチェックするようにしましょう。
車売買契約で確認すべき6つのチェック項目
- 【重要度大】車両の引き渡しについて
- 【重要度中】買取価格に含まれる税金
- 【重要度大】車両の名義変更について
- 【重要度大】修復歴の申告について
- 【重要度中】キャンセルについて
- 【重要度小】契約解除について
売買契約が締結したら、引渡し日を確定します。
引き渡し日までに必要書類を準備して、車両と同時に車買取業者に渡します。
車を売るときの必要書類は下記の通り。
書類 | 普通自動車 | 軽自動車 | 店舗or自分 |
---|---|---|---|
自動車検査証 | ○ | ○ | 自分 |
自動車賠償責任保険証明書 | ○ | ○ | 自分 |
自動車税納税証明書 | ○ | × | 自分 |
軽自動車税納税証明書 | × | ○ | 自分 |
印鑑登録証明書 | ○ | × | 自分 |
実印 | ○ | × | 自分 |
認印 | × | ○ | 自分 |
リサイクル券 | ○ | ○ | 自分 |
譲渡証明書 | ○ | × | 店舗 |
委任状 | ○ | × | 店舗 |
自動車検査証記入申請書 | × | ○ | 店舗 |
ステップ6.入金
売買契約を締結し、車と書類を引き渡したら数日後に買取代金が入金されます。
大手車買取業者のほとんどが振り込みでの入金となっており、現金払いに対応しているのは中小の車買取業者の一部だけ。
買取業者名 | 即金対応の可否 | 振り込みにかかる日数 |
---|---|---|
ガリバー | × | 最短3~4営業日 |
ビッグモーター | × | 最短2~3営業日 |
ラビット | ×(一部例外あり) | 1週間程度 ※店舗による |
T-UP | × | 約2週間 ※店舗による |
アップル | ×(一部例外あり) | 最短3日~1週間程度 ※店舗による |
カーセブン | △(契約金額の10%※上限5万円) ※店舗による |
1週間程度 ※店舗による |
ユーポス | × | 最短翌日 ※店舗による |
カーチス | × | 最短3日~1週間程度 |
ネクステージ | × | 最短3日~1週間程度 |
オートバックス | × | 2営業日 |
※2024年12月現在
店舗によるとなっている車買取業者は、フランチャイズ展開をしている業者です。
大手車買取業者の看板を付けて営業していますが、細かなルールは店舗が独自に決めています。
そのため店舗によって入金までの期間が異なる場合があるのです。
また、大手車買取業者を利用する際は気にすることはありませんが、中小の車買取業者や個人売買を利用する場合、入金自体がされないというケースもあります。
理由としては、「会社が倒産した」「車を持って逃げられた」などが挙げられます。
これが、車を売るまでの一般的な流れです。
全体の流れを把握して、各項目の注意点だけ気をつけておけば、失敗することは間違いなくないでしょう。
まとめ
- 車売る流れは、売却の検討から入金までの6ステップ
- 売る方法は売却価格に直結するので真剣に選ぶ必要がある
- オススメは車買取業者に売ること、それも複数社に査定をしてもらう
- 査定の前にしておくべきなのは「洗車、掃除、純正戻し」と相場の確認
- 起こり得るトラブルとその解決法はこの記事を読んでしっかり予習しておく